日朝はボタンを掛け違えた?
経済制裁を安倍晋三氏と二人三脚で訴え続けていた横田夫妻であるが、このところの発言を聴く限りでは奥様の方は発言を修正してきているという印象を持つ。確実に金正日政権を追い詰めつつあるかに見える現在になって「追い詰めるばかりでは…?」との微妙な言い回しに注目している。拉致問題解決のための圧力の筈が、国際社会では核兵器問題に対する圧力として政権を追い詰めていることで拉致された人達の安全を脅かしかねないことを懸念し始めていると感じる。
そもそも安倍政権の「拉致問題を解決せずして、日朝国交正常化はあり得ない」(8日の温家宝首相、胡錦濤国家主席との会談)との立場は政策として正しいのだろうか?先月29日には家族会との面会で「私の政権で、すべての生存者の奪還を目指し、全力で取り組んでいく。」とも発言している。日本側が生存していると信じている人達が全員帰還しない限り国交正常化はあり得ないと言うことでは、現政権とは何も交渉できないと言うことに他ならず、金正日政権の崩壊を一途に追求すると言うことを宣言しているに等しい。ブッシュ政権の政策には適うが日本の国益や拉致問題の解決に益するところはないのではないだろうか?
最近は2002年の平壌宣言当時のことを見直している。拉致を認めた人達の中に死亡者が含まれていたために国交回復も経済援助(戦後賠償)の話しも飛んでしまったが、小泉総理は拉致問題を第一に考えて平壌に飛んだわけではなかったと思うのだが…。金正日は非道だという思いが国民の意識を占めてしまったが、冷静に考えれば金正日が国家として拉致を認めることそれ自体がものすごい決断だと言うことも評価しなければならないと思う。一時帰国と称された拉致被害者を二度と北朝鮮に戻さなかったことも含めて当時の政治家やアメリカの行動を含めて冷静に見直すべきだと思う。
今日は私用で出かけるのでここまでしか書けませんが、この問題は引き続き考えていきたい。
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