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2006年11月 9日 (木)

不登校の勧め!

私は書きながら考えをまとめていくタイプなので、いつも文章を書き上げてから表題を何にしようかと考えるのを常としていますが、今回は先に表題を決めて書き始めます。

 小中学生のいじめによる自殺が問題になって久しいが、暗黙の前提として「どうしたら学校に通わせられるのか」という問題意識で対策を考えていることに問題はないのであろうか?

 最近、不登校に関する講演や野村さんの著書「わが子が不登校で教えてくれたこと」を読んだりして考えるようになったのですが、
何故、そんなに苦しい思いをしてまで学校に通わなければならないのか?
何故、そんなに苦しい思いをしてまで部活を続けなければならないのか?
そう考えると、「学校は死んでまで行くようなところではない」と誰かが言っていた言葉が思い出されます。

 私の姪っ子が中学、高校時代にいじめに遭っていたという話をこの前初めて聞いた。私の母(姪っ子にはおばあちゃん)は「いじめられて泣いていたら負けたことになるんだよ」、「自分に悪いことがあるなら言って欲しい」と言いなさいと諭して送り出し、中学は乗り切ったが、高校でも同様の問題が持ち上がり、結局中途退学させ通信高校に通い卒業した。姪っ子をよく知っているが素直で明るい子だと思うので、いじめられなければならない理由が彼女の方にあるとは全く想像できない。今では二児の母として元気にやっているので、とりあえずは良かったと思っているのだが、中学で成功した(と、思っているだけかも知れないが)事を高校でも強制していたらどんな結果を招いたかと想像すると、通信高校へ切り替えた兄夫婦達の選択は賢明だったと思っている。

 私達の多くは「良い学校を出て良い会社に就職することが幸せ」と信じて努力してきた世代だから現在もそうした社会だと信じて子供達も同じ路線を歩むことが幸せだと信じて疑っていない。これは善意に基づくことではあるのだろうが、他に生きる道がないように学校でも、家庭でも言われると、現に苦しんでいる子供にとっては逃げ場がない。死ぬほど苦しい学校なら家庭で休ませることを親は考えても良いのではないか、いや、不登校を勧めたい。「もう頑張らなくても良いんだよ」と言ってあげて欲しい。幸せなことに、学校だけで人生が決まる訳でないことは多くの不登校の事例が証明してくれている。

 いじめ問題を聞いたときに我々大人はどう考えているのだろうか?どのように考えて子供達を教育してきただろうか?殆どの親は「いじめなんかやってはいけない!」と教え諭してくれているものと信じるが、その裏側には間違っても「いじめられる側になってはいけない!」との思いが潜んでいるのではないだろうか?「いじめをなくすために戦え!」とは教えないだろう。「戦う」事は実に大きな飛躍だと分かるが、しかもこれを強制されているのは現にいじめられている子供だと言うことに気付いて愕然とする。「いじめられている子と一緒に戦え!」と我が子に言える親がどれ程いるだろうか?孤立して死にたいほど苦しんでいる子に「一人で戦え!」とは何とも無理難題を持ちかけていると気付くのではないだろうか。大人でも孤立して戦い抜くことがどんなに苦しいことか想像がつくだろう。

 「いじめられっ子」にも仲間が必要だ。いじめられる方に友達が増えていけばいじめる側との力関係は変わっていくことは想像がつく。しかしこれが本当に難題である。「いじめられている人の側に立って戦え!」と言うのは簡単だが実際問題としては、「同情して口をきいたら今度は自分がいじめられる様になった、しかも今までいじめられていた子までが一緒にいじめてきた」などの例を聞かされると、本当に大変なことだ。

 教師に協力を求められるのかと考えても、先生に打ち明けると今度は「チクッタ」と言われ一層激しくいじめられるという。子供達の問題を大人に、しかも先生に話したと言うことが卑怯なことと捉えるらしい。大勢でいわれのないことでいじめることを卑怯とは考えず、苦しくて打ち明けることを卑怯と捉えるとは、全く大人の世界そのままだと思ってしまう。 雪印食品の牛肉偽装を告発した西宮冷蔵は潰しに掛けられたし、耐震偽装事件も告発したイーホームズは潰された。両者とも事件に関与していたことは事実だけれど明るみに出された事件の重大性と比較するとあからさまな「内部告発者潰し」と私は判断する。
 世の中上げて弱い者イジメを奨励し、強きにダメージを与えた人間は必ず罰せられる社会を見せられている子供達はどうしたって「いじめっ子」になる方を選択するよ。

 子供はやはり大人の社会を見て育っていると思わざるを得ない。いじめる方もいじめられる方もいつ立場が逆転するか分からない世界を子供達は生きている。子供達も必死に「いじめられっ子」にならないことに緊張して日々を過ごしていると思われる。まるで戦闘中の兵士みたいだと思うと、どんな子供達にも安心できる何かが必要なのではと考えてしまう。さしあたり無理なら家庭が引き受けるしかないのだけれど、教室内でも安心できる何かがと思ってしまう。

 実際のところ学校はどうなっているのだろう。昔はこんなに陰湿ないじめはなかったと簡単に言ってしまうのだけれど、友人と会って話しをしていると時々昔いじめられていたと話す人に会う。そうした話を聞かされて勿論驚くが、その人が子供時代に孤立していたとの印象は無いところが今と違うかも知れない。自分の小中学校時代は一番多いのが製紙工場従業員の子供でその中も幹部社員の子供と労働者の子供とに大別されたし、商店街の子供、開拓農民の子供と大雑把に括れた。どの集団の子とも付き合ったが、それぞれに自分が所属していると感じられる集団があった。その中で現在のようにいじめが始まったとしても、いじめられる子供が属する集団が黙ってはいない。以後、いじめというよりは喧嘩として推移していくことになったような気がする。当然のことのように味方してくれる仲間がいるという安心感があった気がする。この辺りが昔と現在との決定的な違いかも知れないと思う。

 いじめられる方には勿論仲間が必要だし、いじめっ子達も一人の人をいじめることによって得られる連帯感が無ければ安心感を得られないのだろう。もっとマシなことで連帯感、安心感が得られないものだろうか?

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オリエンタル竹さんの健康道場のお知らせです。
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情報を交換してゆきたいと思います。

投稿: タケウチ ヨシオ | 2007年2月 6日 (火) 15時35分

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