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2007年12月12日 (水)

国民の税金で遊ぶんじゃない!

 政党ビラ配りに逆転有罪判決が東京高裁で出された。ビラを投函しただけで逮捕なんて社会を一体誰が望んでいるというのか?

 三年前の突然の拘置は正月をはさんで二十三日間にも及んだ。判決は未決拘置日数(二十一日間)を一日五千円に換算して刑に参入することを認めており、すでに罰金五万円は払い終えた計算になる。「有罪ありきの政治的な判決。この五万円が日本社会にどれだけの影響を与えるかと考えると、あらためて怒りがこみ上げる」と荒川さん。(東京新聞)
 この裁判官は如何にも姑息で小物と思える。政治的意図を汲んだ有罪判決と被告側にこれ以上の実害が及ばない事を持って天秤が釣り合うと計算していると思われる。自分だって「こんな事で有罪にしちゃうの?」ぐらいのことは考えるのだが、無罪と言ってしまったときの我が身が心許ないのだろう。こんな判決を出してしまって恥ずかしくないものだろうか?反動的なんて言うよりも哀れさの方が先に立つのですが…。
 マンションの住民が見ず知らずの人間に敷地内に入ってほしくないと思うのは、住民の防犯意識が高まる中での自然な感情だ。しかし、東京都立川市の自衛隊官舎への反戦ビラ配布事件以降、相次いだ摘発は、住民の防犯意識を利用して、特定の市民団体や政党の主張を恣意(しい)的に弾圧する手段に使っているように見える。高裁判決はこうした流れを支持したことになる。

 ビラ配布は、市民がメッセージを伝達する有力な手段だ。受け手にとっては、情報を得る機会でもある。捜査当局による逮捕、拘置など公権力の行使は住民に害を及ぼす危険性がある場合など、抑制的であるべきだ。

 「表現の自由」と「プライバシー権」がぶつかり合った事件だったのに、一、二審はほとんど憲法判断をしていない。「憲法の番人」である最高裁の判断が注目される。 (東京新聞 出田阿生)

 記者はもっともなことを書いているし、他のブログでも正当なことを詳しく述べてくれていることだろうと想像する。それはそれで大切なことなのだけれど、「表現の自由」と「プライバシー権」との衝突というようなたいそうな事件だったのだろうか?警察も検察も裁判所も本気でそんなことを考えていたのだろうか?

 まあ起訴したくらいだから本気だと考えるのが筋だろうけれど、「洒落のつもりが本気になっちゃった」なんてところはないのだろうか? 以前話題になった「それでもボクはやってない」という映画を見せると「日本人は深刻な顔をしてみているのだけれど欧米人は笑ってみている」と言うようなことを監督が言っていたのを思い浮かべる。「まさか…??…冗談でしょう?!」と言ったところらしい。この事件だってドキュメンタリーとして撮ってカンヌに持って行ったら大受け間違いなしで、グランプリかも知れない?

 本当にプライバシー権なんてものが問題になっているのか? 本気でそう考えているのか? 法律ならば立法意志が問われることがあるように、住民が何を思い浮かべて「チラシ・パンフレット等広告の投函(とうかん)を禁じる」なんて張り出したのかを訊いてみたのか? 普通なら「サラ金の広告や、猥褻サイトへの誘導」チラシを何とかして欲しいと思ったというに決まっている。 政党ビラや宗教団体のビラを想像していたわけではないだろう。
そもそもこんな事件を処罰して欲しいと思っていたわけがないと思う。

 ちょっと考えてみたら大騒ぎすることでもないのに、警察も検察も共産党も裁判所も引っ込みがつかなくなってしまった。そうした思いはないのでしょうか?こんな、多分民主国家では問題にもなり得ない事件で最高裁まで争うつもりなんですか? 今度有罪ならエラク息苦しい社会になりますが、そんなのを本当に望んでいるのですか? いくら警察官でもそんな社会は嫌でしょう。

 私が最高裁の判事なら「おまえら国民の税金で遊ぶんじゃない!」と言って即刻無罪放免です。

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