一体、日本の外務省は何をやっているのか?
今日(29日)、北方領土への人道支援船が根室港へ空戻りしてきた。
【モスクワ28日加藤雅毅】北方領土への日本政府の人道支援物資を積んだチャーター船が国後島に入域する際、ロシア側が出入国カードの提出を求めた問題で、ロシア移民局の報道官は二十八日、「今後のビザなし交流でも、出入国カード提出が必要だ」と述べた。カード提出要求をビザなし交流全体に広げる考えを示したことで、今年のビザなし交流が中断に追い込まれる可能性も出てきた。移民局のポルトラーニン報道官が北海道新聞の取材に答えた。同報道官は、ビザなし交流の政府間合意は旧ソ連時代のもので、その後、ロシアの国内法も変わったと指摘。「カードは統計と記録のために必要。カードを書いても、ビザが不要なことには変わりがない」と述べ、「ビザなし」の枠組みは維持されているとの認識を示した。
また、「ロシア外務省とは昨年のうちに協議して、結論を出した」とも述べ、ロシア政府内では決着がついていると強調。ビザなし交流の存続については「両国の外務省間の協議を見守りたい」と説明するにとどまった。
日本政府は出入国カード提出は北方領土をロシア領であると認めることになるため拒否しており、今後の交渉は難航が予想される。(01/29 07:11)北海道新聞
如何にもロシアが横暴だとの論調なのですが、そもそも日本の外務省がどんな交渉をやっているかの信用度が低い。今日の会見でも、ロシアの移民局からは「ビザ無し交流でも出入国カードは必要」との連絡はあったのに現地で交渉の余地があるとの見込みで行ったというのだから詰めが甘いと言われても仕方がないだろう。北方領土問題は政府レベルでの交渉ごとで現地政府が仕切れるような問題でないことくらいは外務省は分かっていなければおかしい。人道援助なんだから断られるはずがないと外務省の人間が思っているとしたら、お人好しすぎるから外交官は辞めてもらった方が良い。人道援助をもらう方が出入国カード記載という領土の帰属に絡む踏み絵を援助する側に踏ませようとするくらいにしたたかなことをするのが外交の世界だと分からなければ勤まらない。
以前から人道支援というのに疑問を感じていました。ビザ無し交流も人道支援も、ロシアが苦況にあるエリツィン時代に、もう一押しで北方領土返還が実現しそうだとの雰囲気のなかで始まったもので、「返還されても島のロシア人に酷いことはしないよ」との善意を感じさせようとするくらい余裕ものだった。その後、一向に返還の動きが進展しないままロシア人島民を招いて交流しているところを見たりしているが、友好ムードで交流がすすんでも、最後にお定まりの北方領土返還の話が出るとロシア人側も一気にしらけムードになり、回を重ねるごとに露骨に反発を示すものが増えているように感ずる。 スターリンに強制されて移住したとはいえ、今や北方領土を生まれ故郷とするロシア人が多くなってしまっているのだから、「仲良くしましょう、でも島は返してね」と言われても「ハイ喜んで…」とは言えないでしょう、第一島民にそんなことを決める権限なんか最初から無いのです。
そもそも返還運動の一環として友好交流はあり得るのだろうか? やはり領土問題が解決されない内は人道支援というものは成立し得ないように思う。領土係争中に人道支援というのはあり得ない。領土交渉を厳しくやっているときには人道援助をくださいなんて事が問題になるわけもないのではと思う。だから一体外務省はどんな交渉をしているのだろうと疑いたくなるのです。元島民が気の毒に思って人道援助をしたら返還交渉も少しは有利に運ぶかもと期待するのは素人なんだから仕方がないのですが、外務省までそんなことに乗っかっていては仕方がない。返還交渉が出来ないからと言って何時までも人道援助を外務省のアリバイづくりに続けてもらっても困る。
外務省は領土返還交渉に力を注ぐべきで、人道援助なるものからは足を洗ってもらいたい。要請を受けたときだけ考慮してあげればいい。しかも大国なんだから自分で取りに来させて当然で、外務省と元島民がついていって、しかも門前払いされるなんて国辱ものだ。「ロシアのような大国に人道援助なんて…とてもとても…」と断ったってだれからも文句を言われることはないでしょう。「援助したいなら、北方領土をロシア領だと認めなさい」と言われるような関係は今回限りにしてもらいたい。
ODAをはじめとして支援というのは外務省の利権なのかもしれないが、とにかく他国に貢ぐのが職務だと勘違いしているのではないか? アメリカもそうだけれど、もらう方が威張っているという事例がとにかく目につく。相手国が非常識なのか?それとも外務省が非常識なのか? 何時までも気付かぬほど国民も馬鹿ではない。
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