後ろ向きすぎないか民放各社は?
道内民放4社が赤字 3月期決算 地デジ設備投資響く (05/31 07:01、05/31 07:15 更新)北海道新聞道内民放五社の二○○九年三月期決算は、地上デジタル放送の設備投資に伴う減価償却に加え、昨年秋以降の経済危機によるCMの落ち込みで、経常損益で全社が減益や損失拡大に、純損益ではHTBを除く四社が赤字となった。
デジタル放送を地上波でやるのは地方の民放各社の存続のためと言われている。その地方局存続のための地上波デジタル放送設備のための投資に民放各社が苦しんでいるというのは皮肉だ。また、STVだと思ったが、局の経営幹部に中央キー局の幹部を据える決定をしてキー局とのつながりを深め、系列局というよりも子会社化を強めている。 それなら無理矢理地上波でやる意味がなかったことになるのではないのか?放送衛星でやればずっと安上がりで合理的だったと言うことにならないか?
上記の報道の前にこんな報道もありました。
日本のTV番組を無断で海外配信、ネット関連会社を摘発日本のテレビ番組を録画して海外に配信するサービスを巡り、警視庁は、サービスを提供していたインターネット関連会社「ジェーネットワークサービスインターナショナル」経営守谷和真容疑者(40)=広島県熊野町=ら2人を著作権法違反容疑で逮捕したと29日発表した。
逮捕は今月11日。同社は、欧州やアジアなど51か国の在外邦人ら約5000人に番組を配信し、これまで約2億7000万円を売り上げていたという。
同庁幹部によると、守谷容疑者らは2月18日、千葉県市原市内のアパートで、フジテレビのトーク番組「ごきげんよう」をサーバーに録画し、無断で海外の会員にインターネットで配信して、フジテレビの著作権を侵害した疑い。
同社は、2007年2月から、在外邦人を対象に、NHKや民放など計21チャンネルの番組を月額5000円の基本料で配信し、最近では月2000万円前後の売り上げがあったという。
日本のテレビ番組の海外視聴を巡っては、「ロクラク」と呼ばれる録画転送装置を使ってサービスを展開していた「日本デジタル家電」(浜松市)に対し、NHKと民放9社がサービスの差し止めなどを求めた訴訟の控訴審で、知財高裁が今年1月、「著作権侵害にあたらない」として、テレビ局側の請求を棄却している。
(2009年5月29日12時28分 読売新聞)
上記の記事にあるように録画転送装置の場合は視聴者に代わって録画し転送するために個人的使用の範囲に含まれると判断され、「著作権侵害に当たらない」とされたが、今回は勝てると判断されて摘発されたのだろうか? 裁判でどう判断されるか分からないが、違法コピーのDVD販売に準ずるものとして処罰される可能性が高いとは思う。しかし、ちょっと違和感も残る。
この商売が違法だとしても、ではこの儲かっているビジネスモデルを何故民放各社が取り組んでいないのかというもの。確かに著作権を侵害しているとしても、たとえば利用料を払うと言ったらどうなるのか?それは誰に支払われるのか? 訴えている民放各社にだろうか、出演者にだろうか? 彼らを有罪としても出演者には一銭も入らないことに変わりはないし、代わって民放各社が支払うビジネスをやっているわけでもないのではないか。民放各社の著作権を保護することにはなるが出演者などに何らの利益をもたらすものでもない。
一体著作権とは誰のものなのか? クリエイターのものなのか、放送局のものなのか?
このくらいのビジネスを考えてこなかった民放各社が彼らを非難する資格があるのだろうか?
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