男も介護の仕方を学ばねば・・・
「夫の親介護なら離婚」ですって。 昨日の読売夕刊に載った記事の見出しですが、ドッキリです。 親の介護が切実な問題となってきている我が同輩諸君にとっては避けて通れない問題、いや既に降りかかっている災い(失礼)ですかね。私も以前「娘を産んでおけば良かった!」との文章を書きました。
「嫁をもらう」という言葉があります。私たちの世代ではもうそんな言い方をする人は少ないと思うのですが、私たちの親の世代では普通でしょう。実際に私の母も義父の世話に病院に連日泊まり込んで最期を看取っています。実の娘達よりも長男の嫁の仕事というのが当然視される時代でもありました。そうやって来た世代が介護を受ける番になったときには「何で私があなたの親の面倒を見なければならないのよ?!」と言われる時代になっていたというわけです。
私の友人達(男)と話しても、大体は自分の親がかりでなく女房の親も必要なら自分達で面倒を見てやろうと考える傾向にあります。なんて男は優しいのだろうと思うこともあるのですが、考えてみれば実際に介護するときには女性側に大きな負担がかかります。この負担のアンバランスを無視して考えることは間違っているでしょう。力仕事くらいは引き受けられるのですが、身体介護となると男の出番は少ない。
介護される側の抵抗感は古い考え方と言えるでしょうが、「嫁や娘に介護されるのが当然」で、息子に世話させるのは不憫と言ったところでしょうか? 「何で不憫なのよ?!」と文句を言いたい女性は多いと思いますが親の世代はそんなところです。
日本大学の「健康と生活に関する調査」(2006年、約3400人対象)では、高齢者(68歳以上)が「介護してほしい」と思う相手の1位は配偶者(39・9%)だが、2位は娘(18・3%)、3位は嫁(12・7%)。実の息子は6・2%。夫との不仲に加え、女性に頼る家族介護の実態が妻への圧力となり、「介護前離婚」を生み出しているともいえる。(読売新聞)
介護する男(息子)側の抵抗は不慣れにつきる。今時、「嫁がやるべき」だと思っている人は少ないと思います。どうやったらいいのか分からない、子供のおしめも取り替えたことがないなんて人もいますから。「親の面倒を見よう」と言い出した途端に離婚届を突きつけられるなんて悲劇ですから、男の方も介護の仕方を学んでおく必要がありそうです。両方の親4人を見なければならないなんて事も皆無ではないですから。
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