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2009年6月20日 (土)

西松事件--だったら贈収賄で起訴したら・・・!

 西松事件裁判が始まったと思ったら、もう結審なんですね。どのカテゴリーで取り上げようかと考えたのですが検察側の主張も報道の取り上げ方もとうてい裁判としての報じ方ではない。これでは、どう考えても政治ネタにしかならない。変な判決が出たらその時には裁判ネタで取り上げなければならないだろうけれど、そもそもが変な冒頭陳述だ。

 昨日(19日)の夕刊には--小沢事務所から「天の声」で受注(読売新聞)--と大きく報じられていて、オオッ!贈収賄事件か!?と思ったのですが、何のことはない起訴状は政治資金規正法違反(企業献金、他人名義献金)。しかも小沢事務所の「天の声」で受注した工事額が122億7千万円だと検察が主張していることをご丁寧にも図表にして報道している。 この裁判は大久保秘書の裁判だったっけ? 有罪が決まったんかい? 贈収賄が証明されたんかい?

 ◆検察側が主張する西松建設の違法献金事件の骨子◆

 ▽岩手県の公共工事と秋田県の一部の公共工事については、小沢事務所の意向が「天の声」とされ、談合における本命業者の選定に影響力を及ぼしていた。

 ▽西松建設などゼネコンは「天の声」を得るため名前を隠し、下請け企業などから小沢氏側へ献金をさせていた。

 ▽西松建設の国沢被告は1995年、東北での受注を伸ばすため小沢氏側に多額の献金をすることを了承、ダミーの政治団体を使った献金を始めた。

 ▽西松建設は97年ごろ、小沢事務所との間で年間2500万円を継続して献金する申し合わせをした。

 ▽小沢氏秘書の大久保被告は、2000年ごろから談合の「天の声」を出すなどしていた。西松建設側に献金額の割り振り案を記した一覧表も示していた。

 ▽西松建設の共同企業体が小沢事務所による「天の声」で落札した公共工事は岩手、秋田両県で計4件、総額122億7000万円にのぼる。
(2009年6月19日13時50分  読売新聞)

 金をもらって、見返りに公共工事を受注させたなら立派な贈収賄事件だ。政治資金規正法違反なんかで起訴しないで贈収賄で起訴すべきだろう。西松建設も大久保秘書もそして小沢一郎も贈収賄でしょっ引くべきでしょう。それが立証できるなら。

 贈収賄を立証できないから政治資金規正法で起訴するというのだろうか?しかもその根拠は122億円あまりに及ぶ公共工事に絡む贈収賄事件だ。未だ始まってもいない大久保秘書の裁判において立証しなければならないことを背景にして起訴するというのはあまりにもおかしい。 未だ始まってもいない裁判で、未だ立証されてもいない容疑を別の裁判の立証に使うというのはまともでない。検察官の頭はどうなってしまったのか? マスコミはおかしな論理だと思わないのか?

 大きく取り上げられている問題の割にはショボイ展開になっている。(ショボサが分からないのか共犯なのか、マスコミは大挙して「天の声」が事実のように報じている。)これでは検察が政治的な意図で民主党をねらって捜査したと疑われても仕方がない。

 自民党側は盛んに西松事件を取り上げるが、もう麻生内閣の支持率を上げることには寄与しないだろう。説明責任と盛んに叫んでいるけれど、「やっていない」って言っているでしょう。立証責任は検察にあるのであって小沢一郎にも民主党にもない事くらいは国民もすでに気付いている。

 それより何より小沢一郎は「自民党だったわなー」との記憶が呼び覚まされるばかりなのでは? それに進行中の障害者団体の偽造証明書問題もたとえ民主党の議員に結びついたとしてもやはり「元自民党」だわなー。「墓穴を掘っている」とか「天に唾する」とか、そんな風に見える。

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» 小沢氏側は「欠席裁判」 [平和を希求する中年男PSILAのつぶやき]
 検察とメディアは、どうしても小沢を「ヒール」に仕立てたいらしい。  法廷「内と外」で対決=検察と小沢氏秘書弁護団−西松事件  一... [続きを読む]

受信: 2009年6月21日 (日) 10時27分

» しかし、出来の悪い冒頭陳述としか言いようがない(爆 [雑感]
 たかが、 欠席裁判でこの程度、言われて元気がなくなるくらいなら、政権交代などというな! とまずは、簡単に政権交代が出来ると浮かれていた方に カツを入れておきましょうか。 小沢氏と大久保氏の名前は出ても、高橋何がしの名前も二階氏の名前も森氏や尾身氏の名前も出てはこない異様さに気がつかないとでも検察は思ったのだろうか? それこそ 検察は国民をナメくさっている し、陳述調書を原稿に起こした新聞記者がその点を指摘が出来ない マスコミは腐りきって腐敗臭がしている。 産経新聞の西松公判の冒頭が、 「起訴事実を... [続きを読む]

受信: 2009年6月21日 (日) 12時14分

» 【西松問題】官僚主導の政治体制打破するためにも団結して立ち向かうべきだ!【検察ファッショ】 [ステイメンの雑記帖 ]
 民主主義社会を基礎から支えるものは何か?それは 「公平な税制」と「公平な裁判」 である。 だが、今の日本の税制を見ると、 大金持ちに対する所得税や軽減され「過去の赤字」を理由に大銀行の法人税は減免 される一方、揮発油税などに対する暫定税率は復活し、いま更にアホウ政権は無駄遣いを改めることなく 消費税増税の強行を画策 している。 そして、今度は 「公平な裁判」を根底から覆す暴挙 が東京地裁で行われしまった! (以下、引用開始その1) 検察、小沢氏側「天の声」指摘=談合組織に -国沢前社長罪状認める・... [続きを読む]

受信: 2009年6月21日 (日) 13時12分

» 郷原氏冒頭陳述を語る [雑感]
 ビデオニュースで名城大学の 郷原教授 が西松建設の外為法・政治献金の公判の冒頭陳述について感想を語っています。 http://www.videonews.com/asx/interviews/090619_gohara_300.asx 大久保氏の 「政治資金規正法の記述記載もれがあるなら、会計責任者である私の責任」 とした言葉を歪曲した検察もだが、「起訴事実をおおむね認めていたとされる取り調べ段階の供述」と歪曲・偏向・誇大報道をしたマスコミは又芸もなく滅びの道をまっしぐらに突き進んでいるようにしか... [続きを読む]

受信: 2009年6月21日 (日) 20時59分

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