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2009年7月11日 (土)

ロシアでは既に鳩山首相か?

 このところ北方領土に関する記事が続いている。

 今回の「ビザなし訪問団」を巡って、日本の「北方領土は日本固有の領土」であるという主張(昔からそう言っているのですが・・・)に対してクリール地区行政府のラズミシキン行政長が「次回のビザなし渡航から、すべての枠組みを中止する」と強硬姿勢を表明し、それをロシア外務省が方針と違っているといさめるという芝居を見せられている。
 --芝居だというのは日本の返還運動を強硬に牽制するのが現地政府であり、それをなだめるのが中央政府だという役割分担で市民団体や日本政府を揺さぶっているように思えるからである。元島民達の団体に対しては強硬姿勢で脅かし、日本政府にはロシア国内の領土返還に対する強硬意見の存在を見せつけることによって「ロシア政府も難しい立場なんです」と印象づけ、交渉での立場を有利にしようとしているように思われるからである。

 さて、外交の麻生との思い込みでサミットに出かけた麻生総理ですが、何の成果も上げられなかったように思う。印象としては中国抜きでは実のある話し合いは出来ないと言うことを印象づけたサミットだったとの感を強くしている。日本の地盤沈下はやむを得ないとしても、会うたびに違う首相だし、まして今回はもうすぐ首相でなくなる首相ではまともに相手をしてくれと言うのが無理というものであろう。

 そんなサミットでしたが、ロシア大統領の次の発言が気になりました。

 【ラクイラ10日加藤雅毅】ロシアのメドベージェフ大統領は10日、ラクイラ・サミット閉幕後の記者会見で北方領土問題に関し「調整の基本となる唯一の法的文書は1956年(の日ソ共同)宣言だ。この文書を中心に対話を行えばよい」と述べ、歯舞、色丹2島の引き渡しによる決着を軸に日本との交渉を進める意向を示した。
北海道新聞 (07/11 08:25)

 麻生総理や外務省がこの発言をどう受け取っているかの報道がないが、まともな感性の持ち主であれば当然心中穏やかではないと思われる。日ソ共同宣言は鳩山由紀夫氏の祖父鳩山一郎首相が結んだもので、「北方領土問題は、まず国交回復を先行させ、平和条約締結後にソ連が歯舞群島と色丹島を引き渡すという前提で、改めて平和条約の交渉を行う」(Wikipedia)というものだ。 --なんと、50年間にわたってスッタモンダ交渉してきたけれど結局は振り出しに戻ると言うことをロシアは表明した。こんなので自民党や外務省の責任は問われないのか?何のための50年間だったのだ?・・・と。

 多かれ少なかれ、どの国も総選挙の洗礼を受けた正当な首相の出現を待ちわびていることは変わらないと思う。そうでなければ何事も決められないことは各国首脳にとっては自明なことだろう。ただ一人の人を除いて。 それにしても、ロシア外交は既に次の総理として鳩山由紀夫氏を織り込んでいるのでしょうか?

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