パバロッティが亡くなりました。

パバロッティが亡くなった。トリノオリンピックの開会式で「誰も寝てはならない」を歌い、そして奇しくも同じ曲で舞った荒川静香が日本唯一の金メダルを獲得したことですっかりお馴染みになった、あのイタリアのテノールです。三大テノールなんて誰が決めたかは知りませんが、異存はありません。
ワールドカップ前夜祭にローマのカラカラ大浴場で催された時のLD(今はDVDですね)は今でも私の愛聴盤です。因みに、我が家でこの盤の楽しさに触発されてこのLDと再生機を買いに走った人を二人知っています。パイオニアには少し感謝されても良いかもしれません。
甘い歌声のドミンゴと白血病から生還したやや硬めの声のカレーラスに比べて巨体のパバロッティは明るくよく通る声質でテノールの声その物を楽しめる存在でした。アメリカ大会の時のLDも持っているのですが三人のテノールの丁々発止の競演を楽しめると言う点ではカラカラ浴場の盤には叶わない。会場の雰囲気も全然違うしね。イタリア人は歌を人生を楽しむことが上手だ。それに比べてアメリカ大会の時には、着飾った名士達が陣取っていて、お上品で且つ演出も出来上がっている感じで、何が起こるか分からないと言ったワクワク感はすっかり失せてしまっていた。その後の三大テノールと銘打った催しも二番煎じ三番煎じの感を拭えなかった。やはりローマ大会が最初で最後の三大テノールの競演であった方が良かったと本人達も思っているのではないかと私は思っている。
台風が過ぎて明るい日差しが差し込んできたらまた三人に歌ってもらうことにしましょう。
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