何の本で読んだのか思い出せないのですが、「アメリカ軍はある計画が失敗すると次の策を実行する、しかし日本軍は当初の計画が上手く行かないと分かってもトコトン追求し続けるので大敗する」と言うような言葉をこの数日噛みしめています。
谷亮子、世界選手権代表に…選考難航も実績を評価
全日本柔道連盟は8日、全日本選抜体重別選手権大会終了後、強化委員会を開き、世界選手権(9月・ブラジル・リオデジャネイロ)の代表選手を決めた。 優勝を逃した女子48キロ級の谷亮子、男子90キロ級の泉浩(旭化成)らは、五輪や世界選手権など国際大会の実績が評価され、選考された。
強化委員会は谷の起用を巡って意見が分かれ、約2時間に及ぶなど難航。吉村和郎・強化委員長は「勢いか、ベテランの強さかという選択だったが、谷はこれまでどんな状況でも勝ってきた。同じ過ちを繰り返さないことにかけた」などと選出理由を説明した。(読売新聞)
-- 勝った福見が選ばれず負けた谷が選ばれたと聞いて、「またか!」との思いがした。マラソンでもフィギャースケートでも選考試合の結果ではなく実績重視の選考が行われることが日本の場合目につく。勿論、選考委員会の見る眼の方が正しいと言うこともあるだろうが、選考される選手の立場から見た場合どうなんだろうか?過去の実績ばかりが評価されて、努力して得た結果はまるで評価されないと言うことを意味しているのではないか?これでは新しい力が研鑽を積むことをばかばかしいと思うに違いない。何か役人の世界の前例主義を彷彿とさせる。負けた選手は前回世界で勝ったから次回も勝ってくれそうな気がするという訳だ。今回の勝者は世界では勝ったことがないからきっと負けるだろうとでも言うのだろうか。不思議な理屈だ。過去の勝者はトコトン使い物にならないことが世間に周知徹底されるまで引退できないと言うことにもなる。そう言えば長嶋なんかもそうかも知れない。不自由な体で、ろれつの回らない口で何度も登場し「もう惨めな姿は曝して欲しくない」と世間が思うまでしゃぶり尽くされる。
負けて選ばれた選手の受けるプレッシャーは如何ばかりか?勝って選ばれなかった選手の徒労感は如何ばかりか?一体誰の利益なんだろう。少なくとも選手本人の利益でないことはハッキリしている。谷選手はトヨタだからだろうか。トリノの前の安藤美姫にも多くのスポンサーがついていた。競技団体にも金は大事だろうけれどもこんな事では選手が離れ、結局はその競技自体が駄目になってしまうのではないだろうか?
スポーツを離れても日本の前歴重視、既得権益重視の為に却って業界沈没の憂き目にあいそうで、どうにも心穏やかではいられない。
SONYの不調が長い間続いているが、SONYはレコード会社と映画会社を持つことによって顧客に敵対するようになってしまった。それが長期化の原因だと私は思っている。CDにコピーガードをつけて客の反感を招き、その上PCにバックドアを開けてしまう事で多額の賠償を取られる羽目にまで陥った。映画ソフトはブルーレイ・ディスクに載せて売ることばかりを考えている。 そうこうしているうちに、音楽ソフトはネットでダウンロードしてiPodなどの携帯メディアで聴くことが主流となってきたし、映画だってネットで流通する環境が整い始めてきた。
著作権重視で消費者のコピーを何とか邪魔しようと考えているうちに、アップルのジョブスは「DRMは無意味だし、今後も決して役に立たない」と言い出し、事実EMIはDRMを外す方向へ舵を切った。
-- 動画コンテンツの配信ではウィニーならぬ同じP2Pソフトの米BitTorrent社が,2月末から米国で動画配信サービスを開始したとの報道がなされている。日本ではおかしな理由でウィニー開発者を吊し上げているうちにアメリカでは動画配信をP2P技術で放送に代替する動きが加速している。
日本はレコード業界や映画会社そして放送事業者、報道機関などの既得権益集団を堅固に守っている間にアメリカの方ではこれを抜く動きが加速している。音楽ソフトの流通はアップルとマイクロソフトくらいに牛耳られてしまうし、映像ソフトもグーグルやBitTorrent社に牛耳られてしまう可能性が大だ。ブルーレイ・ディスクなんて誰も使わないかも知れない。今すぐウィニー開発者への告訴を取り下げてP2P技術の企業化への取り組みをさせるくらいのことをしたらどうだろうか?もう先頭を走ろうという気力はないのだろうか?
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