2006年8月 5日 (土)

亀田判定でベネズエラ大使館にメールが殺到?

 ランダエタ選手に対する激励メールがベネズエラ大使館に殺到しているそうだ。

 世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級王座決定戦で亀田興毅選手(19)に判定負けした、ベネズエラのフアン・ランダエタ選手(27)を激励する日本からのメールが、在ベネズエラ日本大使館に殺到している。 (中略)  差出人は日本人が大半。「あなたが勝者だ」「素晴らしい選手。応援したい」「ベテランらしい戦いぶり」などと、ランダエタ選手の健闘をたたえる内容ばかりで、中には「日本を嫌いにならないで」と訴えるものもあった。
(2006年8月5日2時5分 読売新聞)

 視聴率は40パーセントを超えたそうで、他ならぬ私も観ました。もっとも終わったかなと思いつつチャンネルを合わせたのが8時半頃、未だ始まってもいないので「またぞろテレビに仕組まれた!」と白け半分でその後の試合を観ていくことになりました。初回のダウンを見せられて、最終ラウンドまで余り良いところはないように感じられた。たまに大振りすると実況アナが大騒ぎするのですが、それだけのことで余りダメージを与えているようにも思えなかった。

 これは負けたなと思いつつ判定を聞いて唖然としたのは多くの人と同じ。しかし、ベネズエラ大使館に、しかも「日本をきらいにならないで」とまでメールを出したと迄聞くと違和感を覚えざるを得ない。亀田-ランダエタ戦は決して日本-ベネズエラ戦ではなく、結果を見せられてしまえば世界チャンピオン戦でもなく単なる興行だったと言うことに尽きる。

 これまでの世界チャンピオン戦では、勝ったと思った側が大はしゃぎで、逆の判定には「怒り心頭に発す」と、大いに不服であることをアピールするのが常でなかっただろうか。それと比較するとランダエタ側は異常に淡泊だった。「ランダエタは亀田をノックアウトはしないこと」と言うくらいの密約があったのではないのか、とすら疑ってしまうのだが…。

 具志堅が試合前に言っていたことに対して亀田パパや協栄ジム会長が反発しているそうだけれど、「俺たちが育てた金蔓にケチつけるな!」という程度の愚劣さだ。歴代のチャンピオンがまともに考えてやる程の世界戦では既にないのかも知れない。世界チャンピオンの決定戦だと思えば腹も立つが興行だと思えば腹も立たないかも知れない。インタビューに登場するタレント達がテレビ界のスターを攻撃しないのは当然としても、歴代チャンピオン達も具志堅以外にボクサーとしての矜持を示し得ていないことに日本の危機を感じる。

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2006年6月 3日 (土)

岡田真澄氏のもう一人の子

 昨日、お昼のワイドショーを見ていると岡田真澄氏の葬儀の模様が紹介されていた。享年70歳で、7歳になる娘さんがいるそうで、「目に入れても痛くない」可愛がりようが手を代え品を代え紹介されていた。年をとってからの子供なのでそれは可愛いだろーなーと思いつつも、余りの猫可愛がり振りに少々辟易してきたところでした。この年で初婚と言うことはないよなと思い妻に尋ねると、以前結婚していて子供もいるはずと言われた。
 幾つになっているのか分からないが、分かれて暮らしているとは言え自分の父が自分とは別の子を如何にも可愛くて仕方がないという様を何度も見せつけられるのは堪らないだろうなーと思い、ワイドショーの罪なところをまた一つ感じた次第でしたが、その日は次の展開がありました。

 岡田眞善という30才くらいの人が葬儀の最後に挨拶に立った。彼が女優の藤田みどりさんとの間に生まれた子供だそうで、もう話すことが出来なくなっている父と再会した様子をためらいがちに話していた。リポーターは親子の和解を称揚していたが、私は彼の長年の寂しさと悔しさとを言葉のハシハシニ感じられ切なかった。しかしこの再会は二人にとっても残された家族にとっても良いことだったと思う。眞善氏も父親の愛情をなにがしか感じ取ることが出来ただろうし、真澄氏も封印してきたもう一人の子への愛情を伝えて旅立つことが出来たのだから幸せだろう。残された家族にとっても一人を失ったけれど新たな家族を見つけることが出来たのだから…。

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2006年4月20日 (木)

「太田総理」は「ディベート」番組を目指せ!

 正月に見た「太田光総理-田中秘書」との番組が毎週放送されるようになった。正月に見たときは荒唐無稽そうな政策を提案して議論を戦わせるところが、テレ朝の「TVタックル」がやかましいばかりで聴くに堪えない発言の連続なのに比べて新鮮に思いました。しかし先週は小泉から安倍へと順調な乗り継ぎを狙うコバンザメ議員の山本一太が相手だったせいもあってか、怒鳴りあうばかりで早くも「TVタックル」化が心配される事態となっている。
 4月7日は「野党の給料は0円とする」とか「1年間アメリカと国交を断絶する」との政策が俎上に載ったし、先週は「首相候補には適性検査を行う」との提案もあったりして、なかなか面白い。しかし、山本一太議員がイラクの位置も分からないで偉そうに喋っていたと言うことが明らかになったことが面白かった程度で、議論自体が面白いものにはなりようがない。

 ここは「ディベート」番組に衣替えをした方が面白いのではないか。賛成反対を本人に選ばせるのではなく機械的に立場を指定する、ないしは逆の立場をあえて指定して議論させると言うことの方が面白くなるのではないか。政治家が出てくると自党の立場こそが正しいと怒鳴りあうばかりで議論にもならないし、お笑い系の芸人が司会をしている甲斐もない。民主党議員が給料0円に賛成する論陣を張り、自民党議員がアメリカへの追従を批判する論陣を張ってこそ面白いのではないか。本来と逆の立場で論陣を張れると言うこと自体がその議員の能力を如実に示すものだと思う。政治的でない問題でも自分が普段考えてきた意見ではない意見の肩を持つと言うことは難しそうだし、芸人の能力も明らかになりそうだ。政治家も芸人も相当知的レベルが高くなければ出演を尻込みしそうだね。

 オオバケして「TVタックル」を喰うか、後塵を拝して消え去るかの正念場に早くも達している感がある。
このままだとあと2回が限度だね、チャンネルを合わせるのは。

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