2009年11月 8日 (日)

保坂展人氏の講演会が札幌で開かれます。

 保坂展人氏が札幌で講演会を開くようです。ブーゲンビリアさんからのトラックバックで知りました。

11/13(金)

事実を追え!保坂展人講演会

■と き: 2009年11月13日(金)18:30~20:30
■ところ: 札幌市民ホール2階(第1会議室)
(旧市民会館 札幌市中央区北1条西1丁目 ℡252-3700)
■講 師: 保坂展人さん(公共事業チェック議員の会事務局長)
■参加費: 800円(学生500円)申込不要
■主 催: 市民自治を創る会(TEL/FAX 011-214-0031)
札幌市北区北8条西6丁目2-6 シャンボール札幌303 ピース☆カフェ気付


 八ッ場ダムをはじめとする公共事業を現地に出向いて調査しまくっている保坂展人氏の講演に参加しましょう。

 北海道においては高橋知事が当別ダム・平取ダム・サンルダム等々、巨費を投ずるダム建設にはいたく御執心なのですが、他方教育関係には全く無関心で、地方の高校は廃校、小中学校は統廃合と血も涙もなく予算カットを断行し続けてきました。それに自主夜間中学の活動にも無関心だし、公立夜間中学設立の要望にも無視を決め込んでいるし。中央は既に「コンクリートから人へ」と転換しようとしているのに・・・全く政治的なセンスの感じられない人だ。

 高橋知事はとても「困ったちゃん」だなーと私は常々思い続けてきたのですが、本人と後援会は--道政運営に自信 パーティーで高橋知事 後援会は「3選準備」--だそうで・・・益々「困ったちゃん」です。

 あちらは退出する必要性を全く感じていないようで・・・ ┐(´д`)┌ヤレヤレ、

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2009年9月16日 (水)

「民主主義社会の良き市民」を育てる教育への第一歩

Zeikin04b左図は週刊東洋経済の9月12日号から引用しています。

 数日前からテレビでは民主党政権の閣僚の話で持ちきりです。昨夜のニュースなんかを見ていても、選挙報道の当確のような過熱ぶりで、どこまで確かなのかは分かりませんがそんなに熱くならなくても良いように思っています。選挙の時も家内などは明け方まで報道に一喜一憂しているので熱心に報道する姿勢も分からないではないのですが、私は「明日の朝にははっきりしているんだから・・・」と早々に布団に入る方なので、閣僚だって明日か明後日にははっきりしているわけで「焦ることはないのに・・・」と冷ややかに眺めています。

 昨日のHBCの番組で「子供手当」に対する道民の意識調査(というよりはコメントを集めたもの)の結果が報道されていました。当然反対意見もあるだろうが賛成意見の方が多いだろうと思っていたのですが、なんと反対意見の方が6割近くを占めていました。道民の6割が反対していると言うよりも、意見を伝えてきた人の6割が「子供手当」も定額給付金と同じバラマキでは?と疑っているようです。健全と言えば健全ですが、変化に対して鈍感と言えなくもないと思います。警戒心と言った方が良いのかもしれませんが・・・。

 出産時一時金55万円に始まり、空き教室を活用した保育待機児童解消策、中学卒業まで年31万2千円の子供手当、高校授業料の無償化、大学生対象の奨学金拡充との政策を俯瞰するならば、成人するまで育て上げるために社会も責任を負うと言うことを宣言したものと捉えることが出来ます。 「そんなに良くして貰って大丈夫だろうか?」と疑うあなたは健全です。今まで一貫して大企業には暖かくても市民生活には冷たい政府でしたから・・・。「何か裏があるのでは・・・?」と疑うのももっともです。道路や空港やダムにつぎ込む金はあっても医療や教育につぎ込む金はないと言い続けてきたのが政府でしたから。 これからは変わるのです。変わって貰わなければ困るのです。だから政権交代を選択したのでしょう。

 政府のやることに警戒心はないよりはあった方が良いと思います。しかしその警戒心につけ込んで改革の方向をねじ曲げようとする勢力もあると言うことは知っておいた方が良いでしょう。「改革したらこんな不都合が出る!」と声高に叫ぶ人たちが必ず出てきます。「誰のどんな利益を主張しているのか?」と、よーく考えましょう。

 例えば、こんな記事です。

「高校の授業料無償化、間接給付で決着か」

 民主党がマニフェスト(政権公約)の柱に掲げる「高校授業料の実質無償化」について、文部科学省は、対象となる約330万人分の授業料を都道府県などを通じ交付する「間接方式」とすることで民主党側と調整に入った。

 民主党は当初各世帯に直接給付する方針だったが、多額の事務経費が必要な上、授業料に充当される保証がないなどの問題があり、党内でも間接方式を推す声が強まっている。同省は、現在授業料を減免されている低所得世帯に向けた給付型奨学金の創設も提案する。

 民主党のマニフェストは、公私立双方の高校生を対象に公立の授業料の年額相当分(12万円)を支給、私立高生で年収500万円以下の世帯に年24万円を上限に支援するもの。年間4500億円を要する見込み。

 実現方法について文科省では、公私立を問わず都道府県や政令市を通じた間接給付とし、具体的には、使途を限定した特定財源とするか、授業料を徴収しないことを法律に明記した「教育交付金」などの地方交付税とする方法をあげている。

 最終的には都道府県の授業料予算に充当されたり、学校法人に交付されたりすることになりそうだ。

 これまでの民主党案では、保護者からの申請に基づき、市町村が年3回に分け各家庭に直接給付することになっていた。しかし同省で検討した結果、多数の高校生の在学証明の提出が必要になるなど手続きを行う自治体の負担が大きく、事務経費も推計で数百億円にのぼることが分かった。

 また、授業料滞納者が公立私立計1万7000人(2008年度)にのぼる実態もあることから、支給分が全額授業料に充当される制度が必要としている。

 民主党内でも、こうしたデメリットを指摘する声があり、「必ずしも直接給付にこだわらない」(教育政策担当幹部)として間接給付を本格的に検討する。

 一方、私立高の場合、授業料の年平均は約33万円のため全額賄うことができないケースも出る。このため同省は、授業料引き下げに充てる私学助成金の増額なども検討している。

 高校生のうち約22万4000人については都道府県などの判断で授業料が減免されているが、同省は、こうした生徒らについては、返済義務がなく授業料以外の用途にも使える「給付型奨学金」の創設が必要とする提案を行う方針。
(2009年9月14日03時06分 読売新聞)


 文科省は地方自治体の事務手続きが大変だとか、授業料が確実に納入されない等と心配してくれています。 余計なお世話だと言いたいところですが、要は文科省が予算配分を行いたいと言うことであり、未収金も確実に学校側に回るようにしたいと言うことだね。まるで高校授業料の無償化は学校経営の補助の為になされるみたいに考えているのではないか?

 このあたりは役人も巧妙だし、金はいずれ学校に回るから同じと考える人が多くても不思議はない。しかしちょっと視点を変えてみると受け入れがたいものに見えてくる。子供手当と高校無償化と違っているようで一本通っている筋があるのです。

 何度かフリースクールなどの会合に出ていて良く思うのですが、生徒の保護者もフリースクール側も金の話しには遠慮深い。たとえ道教委の人間がパネラーとして同席していてもその話を持ち出すのははばかられるとの雰囲気がある。東洋経済新報社の試算では公立小中学校では一人あたり76万円の税金が支出されているのにフリースクール等で学んでいる人たちは全部自腹だ。当然納税者として文句の一つも言っていいはずだし、せっかく道教委の人間がそこにいるのに・・・そこが不思議なところで、「補助を何とか」という話しになりがちだ。

 日本人は義務教育は公教育が普通なので国や自治体が器と先生とを用意してそこに通うのが当然だと信じて疑わない人が大部分だが、「どうしてこの学校でなければ駄目なのか?」と悩んでいる人も家族も多いと言うことが明らかになっている。例えば教育バウチャーなんて言う考え方もある。教育再生会議では教師や学校間の競争と選別の為に持ち出されたために印象が良くないのだけれど、バウチャー制度そのものはミルトン・フリードマンも主張するように市民の自由を大事にすると言う至極まっとうな考え方に基づいている。 バウチャー制度であれば一人あたり76万円の税金は生徒がしょって(背負って)歩くことになり、自由が丘学園に通いたいとなれば76万円はこの学園に納められることになる。勿論、この学園が公的な基準で一定の基準を満たしていることは必要だが、必要なのはその基準だけで子供の教育を受ける権利とどこで教育を受けるかの自由は保障されることになる。自殺するほど嫌な学校に縛られることもない。

 私は、市民への直接給付が明治維新以降の「良き兵士(戦後は良き企業戦士だったかもしれない)」を作るための公教育から、「民主主義社会の良き市民」を育てる教育へと変わっていく第一歩になると期待している。 だから市民への直接給付ではなく文科省を通した間接給付でも良いではないかと言う議論には反対する。

もう一度言います。間接給付には反対です!

追記
高速道路無料化に関して言いたいことはButch隊長の 『道新』コラム「探知機」の(両断)を一刀両断 が詳しく語ってくれています。

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2009年5月 8日 (金)

釧路自主夜間中学「くるかい」がもうすぐ開校します!

 明日、釧路自主夜間中学「くるかい」の開校記念講演が行われます。実際の開校は12日となっています。 是非多くのひとに講演を聴いていただきたいと思います。

誰でも通える学びやを
   ~願い続けた夢をかなえよう~

 認めあい、支えあい、学びあう。そんな居場所が釧路にもほしい。
 私たち市民の思いがあつまり、かたちとなりました。
 開校を記念して、東京からおふたりをお招きします。
 学ぶことのすばらしさを再確認できると思います。
 お誘いあわせのうえ、ぜひご参加ください。

 1 自主夜間中学「くるかい」の紹介

 2 記念講演
    「夜間中学はぼくらのふるさと」
    講師 見城慶和さん (元公立夜間中学教師「映画「学校Ⅰ」のモデルのおひとり
                           現在自主夜間中学「えんぴつの会」代表)

 3 体験談
    「もう一度だけ勉強したい!」
    体験者発表 
    (東京都公立夜間中学夜間学級卒業生。小学校から不登校を経験。現在大学生)

 4 意見交換

 とき   5月9日(土)午後1時30分~午後4時30分(開場1時)
 ところ  釧路市生涯学習センター「まなぼっと」二階多目的ホール
       釧路市幣舞町4の28 ℡0154-41-8181
 参加費 500円

 私達も「北海道に夜間中学をつくる会」設立の前(2007年3月)に見城先生達をお招きして講演していただきました。その時の様子は今も「北海道に夜間中学をつくる会」HPで確かめることが出来ます。

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2009年5月 6日 (水)

憲法記念日は過ぎましたが…

 「北海道に夜間中学をつくる会」では「義務教育を受ける機会が実質的に得られていない人たちへの就学・修学保障についての請願」への署名を集めています。期限は6月20日までとなっていますので、ご協力をお願いします。

【請願趣旨】  日本弁護士連合会は、「学齢期に修学することのできなかった人々の教育を受ける権利の保障に関する意見書」をとりまとめ、2006年8月10日、内閣総理大臣・文科大臣・厚生労働大臣・衆・参議院議長に提出しました。この意見書は、国に対して、戦争や貧困などのために学齢期に修学することのできなかった中高年齢者、在日韓国・朝鮮人および中国帰国者などの多くの人々について、義務的かつ無償とされる普通教育を受ける権利を実質的に保障するよう要請したものです。  現在、全国の公立中学校夜間学級は8都府県で35校に設置され、在籍数は約2400人です。しかし、経済的な理由や近くにそうした施設がないという理由で、「学びたくても学べない」人たちが未だ多くいるのが現状です。  北海道においては、1990年4月、民間ボランティアの手で、札幌に「遠友塾自主夜間中学」が開設されました。以来、札幌近郊のみならず、全道各地から多くの問い合わせがあり、「札幌市民会館」で始まった「遠友塾」は19年間で300名以上の卒業生を送り出しています。現在、旭川でも開講し、函館市と釧路市でも本年4月開講の準備がすすめられており、「夜間中学」は広がりを見せています。近年は不登校で義務教育を修学できなかった人たちも受講しています。しかしながら、その設置・運営はすべて民間団体の手でまかなわれており、会場の確保や施設設備の問題、教材にかかわる費用等、財政面をはじめ、多くの問題があります。  私たちは、貴職に対して、日本国憲法第26条に「すべての国民はひとしく教育を受ける権利を有する」と明記されていることからも、北海道で推定10万人ともいわれる義務教育を受ける権利を奪われた人たちの就学・修学を保障するため、下記の事項を要請いたします。

【要請事項】
① 北海道におけるセンター校の役割を担う公立夜間中学(公立中学校夜間学級)を札幌市に開設すること
② 道内の自主夜間中学を運営する民間団体に対して、学校の教室使用を主とした施設の提供と財政的支援を行うこと

呼びかけ団体: 連合北海道 北海道に夜間中学をつくる会 民主教育をつくる道民連合 北海道教職員組合

北海道議会議長宛請願
北海道教育委員会宛請願
署名の送り先は
〒060-0808
札幌市北区北8条西3丁目 札幌エルプラザ2F
札幌市市民活動サポ-トセンタ-内
事務ブ-スNo16 「北海道に夜間中学をつくる会」

 呼びかけ団体のなかに抵抗を覚える向きがあるかもしれません。しかし、「北海道に夜間中学をつくる会」を除く団体がこうした活動に共感し手を貸そうとするのは画期的なことなんです。札幌市議会では公明党が2009年度予算編成への重点項目として「札幌市立夜間中学の設置検討」を盛り込みました。(直接依頼したわけでもないのですが・・・。)これらの動きは、請願趣旨にあるようにこの2年ほどで自主夜間中学が道内各地で開校し、義務教育未修了者が全道各地に存在し、学習することを強く求めている事を証明しているからです。 昨年来の派遣労働者の窮状によって憲法第25条以下の「人権」に関する条項が再認識されつつある状況とも関連しているのだと思います。

 アメリカ占領軍の置きみやげの現憲法ですが、国民が熱狂的に歓迎したことも事実です。しかし、改憲派が目の敵にする第9条の他にも色々重要なことを国家に求めているのが現憲法であることを見落としていたかもしれない。書いてあるから実現すると言うほど現実は生やさしいものではないのですね。そうしたことも国民はだんだん理解するようになってきたと私は思っています。そこに希望があります。

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2009年4月16日 (木)

函館遠友塾が開校しました。

20090416yomiurihakodate 昨日(15日)、函館遠友塾の入学式がありました。札幌、旭川、函館と続き、さらに来月には釧路でも自主夜間中学が開校します。

 義務教育未終了者数の確認をプライバシーを盾に調査すらしようとしない北海道ですが道内各地で続々と開校する自主夜間中学の存在がその数の多さを物語っています。

 記事の中で工藤慶一氏が語っているように「次は公立夜間中学」設立の番では?

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2008年12月 2日 (火)

警察の正義が社会を壊すこともあり得る!

 日曜の昼から各テレビ局で取り上げているので、どんなに大きな問題かと思ったらタバコを吸っていたという話なのですね?

<黄柳野高>学生寮に喫煙室 県条例違反容疑で捜索 愛知
2008年11月30日(日)17時50分配信 毎日新聞

 愛知県新城市の私立黄柳野(つげの)高校が学生寮に喫煙室を設置したとして、県警少年課が県青少年保護育成条例違反(喫煙場所の提供)容疑で同校を家宅捜索していたことが分かった。同校は「禁煙指導室であり、喫煙室ではない」としているが、生徒の喫煙を黙認していた。県警は教職員らから事情聴取し、容疑が固まり次第、書類送検する。

 家宅捜索は29日に行われ、県警は灰皿などを押収した。

 私立高校がどんなトンでもないことをやっていたのかと詳しく聞いてみると、喫煙をそそのかしていたというのではなく、苦渋の選択として「禁煙指導室」という名の喫煙室を作ったと言うことに過ぎないではないか。高校と言うから未成年者と思いこみがちだが、成人した人も在籍している。しかも全寮制と言うことで学校にいる間禁止すれば済むという問題でもないところが難しいところだと言うことは想像に難くない。

 それにしても何故警察なんだ?? 分煙運動はいつから警察管轄になったのでしょう? 覚醒剤でも勧めているというなら警察が乗り出すことも分かるけれど、たかがタバコでしょう。しかも20歳以上では禁じられてもいない。 いくら条例に抵触するとはいえ警察が乗り出す問題ではないように思う。喫煙が問題だったとしても、成人も含む生徒の教育をしている場だと言うことを考えれば、教育委員会なりを通じて高校と指導方針を検討するという手順を経るのが筋ではないのか? 何でも警察が出ればいいと言うことではない。

 黄柳野高校のHPを見ると、本来は喫煙には元々厳しい態度をとっていたようだが、不登校の生徒を受け入れると言う趣旨で建学している事もあり、喫煙者は一律排除と言う姿勢をとり続けることができなかったのではないか? 受け入れた上で喫煙を止めさせようと考えたとしても理解できる。

 「学校へ来たかったらタバコを吸うな、タバコを吸うなら学校へ来るな」というのは警察の発想であって教育者の発想ではない。学校側は来期からは喫煙者は受け入れない方針に転換するというリアクションをとるようだが、医者を逮捕したら産婦人科医が逃げ出して各地の産科医療に大きな影響を与えた事例が思い浮かぶ。「タバコを捨てる生徒ばかりで学校を捨てる生徒がいない」と言う結果は多分得られないだろう。

 飲酒運転を取り締まる警官が飲酒運転して当て逃げすることだってあるんだから、そんなに人間や社会は割り切れるものではないでしょう。何にでも首をつっこんで正義漢ぶるのは如何なものでしょうか?

正義を振り回す保安官が社会にとっては迷惑なときもあります。

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2008年11月23日 (日)

ものすごく戸惑っています!?

 ちょっと前になるのですが、北海道新聞9月28日付の「旭川遠友塾」古野代表インタビュー記事を目にして非常に戸惑いを覚えています。公立ではない自主夜間中学が20年間活動してきた「札幌遠友塾」に続いて、「旭川遠友塾」が今年の春に開講し、来春には「函館遠友塾」が開講する見込みで、大いに力付けられていたのですが、その旭川の代表から思わぬ発言を聞かされて本当にとまどってしまっている。本当にこんな発言をしたのだろうかと数人の友人に尋ねた位です。

 道新旭川報道部長の山崎隆志氏が聞き手となってまとめた記事で、挑発的な質問も見受けられるので脚色されているのかもしれないのですが、今は「確かに代表がこう言った」との前提で、疑問を記しておくことにします。

--年間予算は?

「50万円ほどです。教材や保険料など学習費が19万円。残りのほとんどは会場の使用料です。」

--公的な会場に規定の使用料を払うのですか?

「遠友塾は自主、自由の事業。公の財産を、公の支配に属しない教育の利用に供してはならないという憲法89条の規定があるので、値引きや無料化は求めません」

 私は「札幌遠友塾」のスタッフではありませんが、「北海道に夜間中学をつくる会」の会員として札幌市へ「札幌遠友塾」への助成を訴えてきました。自主夜間中学としては会場費の負担は大きく、札幌市民会館の取り壊しで教育文化会館へ教室を移すことを余儀なくされたときには会場費が一気に倍の100万円を超えそうになり、市教委へ掛け合った結果、「児童生徒が利用する場合」に準ずると見なして札幌市は半額への減免措置をとってくださいました。 代表の発言を額面通りに受け取るならば札幌市の行った教文会館の使用料減免措置は憲法違反と言うことになってしまう。また、来年度より札幌市立向陵中学校の教室を夜間に週1回遠友塾の授業にお借りできるようになりました。この札幌市の措置も憲法違反と言うことになってしまうのだろうか? 私には理解し難い。

 確かに憲法第89条には「公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。」とあるが、この条文を自主夜間中学などへの助成を禁止するものだと解釈することには納得がいかない。あの太平洋戦争(大東亜戦争)の敗戦の反省に立っての憲法ならば「国家が宗教や教育を支配することを禁じたもの」と解釈するのが当然と思う。つまり「支配する手段としての公金支出や便益提供を国家に禁じたもの」と私は解釈する。と言っても私には何の権威もないのだけれど、条文だけを今の時代に取りだして解釈することは誤りに繋がると思う。

--公立の夜間中学を求める運動もあります。日弁連も文科省に意見書を出していますね。

「全国に35の公立夜間中学があります。これは教育委員会の学級編成権限を根拠にしていますが、教育制度上、公立の夜間中学が適法かどうかはかなり微妙なのです。私個人の考えですが、ただ公立をつくればいい-と走るのはどうでしょう。自主的個人の集まりであるボランティアには意味があります。」

 公立夜間中学が適法でないとなると撤廃でも主張する事になるのだろうか? 「ただ公立を作ればいい-と走るのはどうでしょう」とは、それはないでしょう…。 自主夜間中学にボランティアで参加している人達は尊敬に値する人が多いことは認めますが、公立夜間中学の設立を求めている我々は駄目ですか? 私が聞いた限りでは「札幌遠友塾」は公立夜間中学ができても自主夜間中学の必要性はなくならないと考えている。公立ではカバーできない生徒達が存在するし、自主では十分でない生徒達もいるのだから、決して「ただ公立を作ればいい」と考えているわけではないのです。

 憲法第26条には「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。」とあります。また改正教育基本法の第5条3項には「国及び地方公共団体は、義務教育の機会を保障し、その水準を確保するため、適切な役割分担及び相互の協力の下、その実施に責任を負う。」とまで書いてある。国民の教育を受ける権利の享受を充足させるためには「自主夜間中学」だけでは力不足で、「公立夜間中学」が必要だと思うし、国や地方自治体は公教育だけでなく「自主夜間中学」やフリースクールなどに通う生徒達にも積極的に助成すべきものであって全然憲法違反なんかではないと思うのです。

 こうやって書いていても、本当にこのインタビュー記事は正確なのだろうかとの疑問が頭を離れない。本当にこのような発言をしたのだろうか?本当にこのようなことを考えているのだろうか? 嘘であったらとも思う。

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2008年10月26日 (日)

女子プロレスラーと自主夜間中学生との対話??

 昨日(昨日に限らないかもしれませんが…)は訳の分からない文章を書いてしまったなーと冷や汗ものです。(^。^;) ネットワークビジネスなるものを褒めそやすつもりは全くないのですが、「玄人が素人をだましているもの」と前提して非難するのは事実とは違っていると言うことを言いたかったのです。私が知っている限りではほとんどの人は椅子取りゲームの博打だと言うことは心得ている。勿論全部がとは言いませんが。会員の増加が止まって「金を返せ」と始まる頃には上は涼しい顔だ。その頃には麻生じゃないけど、自分とは縁遠い下々の会員同士の争いに過ぎなくなってしまっているから…。 今のサブプライムローンを組み込んだ証券を売りまくって、破格の高給と退職金をせしめて知らん顔の投資銀行幹部(社員も含む)と何も変わるものではない。

 魑魅魍魎の世界を離れます。 昨夜NHK教育の「一期一会」という番組で自主夜間中学札幌遠友塾の生徒さんと16歳の女子プロレスラーとの対話が取り上げれれていました。
NHKのHPから引用すると

2008年10月25日 学ぶ魅力の話@女子プロレスラーד自主夜間中学生"

 中学卒業後、入門した新人女子プロレスラーのピンキー真由香、16歳。プロレスの世界に飛び込むまでは、プロレスラーに教養は必要ないと考えていた。しかし現場に入り、勉強の必要性を感じている。しかし真由香は、どうしても勉強に前向きになれないという。学ぶおもしろさを知りたいと番組に応募した。

 真由香に相対するのは、札幌にある自主夜間中学に通って2年目の伏見裕子、23歳。中学高校と不登校を経験し、伏見も昔は勉強が嫌いだった。自主夜間中学に通い始めたことで、伏見は学ぶおもしろさを見つけたという。

 学ぶとはいったいどういうことなのか?真由香が伏見と出会って見つけ出したものとは...。


 私もこの放送を知らなかったので途中から見ました。再放送が火曜日の深夜にあるそうですので見逃した方は是非見てください。

一期一会(1)
一期一会(1)
 真由香さんは「学ぶおもしろさを見付けたい」と伏見さんと対話を重ねるのですがなかなか納得がいかない。私の方は過去に勉強に関することや学校で、何か嫌なことがあったのかなーと想像しつつ見ました。いくら話を聞いてもおもしろさは分からないだろーなーと思いましたよ。それは、おもしろさというものは感情であり、頭で理解するものではなくて多分、心で、体で感じるものだと思うからです。学びに一歩踏み込むことの方が先に立つのでしょうね。--自分なんかが言うのはおこがましいのですが…。

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2008年9月12日 (金)

こんなところが何でフリースクールなものか!

 フリースクールで事件が起こったような報道が連日なされているが、何でこんなのがフリースクールなものか?陸上版「戸塚ヨットスクール」ではないか。

 傷害容疑で経営者らが逮捕されたフリースクール「丹波ナチュラルスクール」(京都府京丹波町)が、入所者の迎えに男性3人前後のチームを派遣し、拉致同然の手口でスクールまで連れて来ていたことが府警の調べで分かった。スクール側がこうした「お迎え」で数十万円の別料金を取っていたことも判明。9日の家宅捜索では、木刀などと共に手錠が押収されており、府警は迎えの際に抵抗を抑圧するために使ったとみている。

 調べなどによると、経営者の江波戸聖烈(えばとせいれつ)(60)と責任者の森下美津枝(55)の両容疑者らは、本人が入所を嫌がった場合、保護者の了解を取り付けた上、江波戸容疑者に近い人物らを使い、車で迎えに行かせていた。迎えに行く料金はおおむね30万~50万円で、東京など遠方まで出向くこともあったという。

 入所者の中には、府警などに対して「夜間いきなり自宅から連れ出され、車内に押し込まれた」「強引に手錠をはめられた」などと訴える人も。普段スクールでは手錠を使っての暴行や虐待は確認されていないことから、府警は、塾長棟から押収した手錠4個を迎えの時に使っていたか、そのために準備していたとの見方を強めている。

 また、木刀については頻繁に暴行に使われていたことが分かった。府警が強制捜査に乗り出した9日時点での入所者12人から事情を聴いたところ、9人が暴行を受けた経験があると答え、少なくとも男性3人が木刀で殴られたと話した。他に「木に裸でくくられた」「水をかけられた」という被害もあり、「殴られたことはない」と答えたのは2人だけだった。

 森下容疑者は「親には厳しく指導すると伝え、承諾をもらっていた」と供述しているという。
【細谷拓海、珍田礼一郎】(毎日jp)


 宿舎には外部に面格子が取り付けられていて逃げ出すことが出来ないようにされていた(火事になっても逃げられない)。それほど逃げ出したくなるような処遇だったと言うことを物語っている。逃げるに逃げられないところが何でフリーなものか。しつけと称して殴る蹴るの暴力をふるうところが何でスクールなものか。こんなところをフリースクールと呼ぶのは間違いを通り越している。ここは不登校・引きこもりを「腐った根性」の故とひたすら信じているカルト教団か疑似監獄に等しい。その上、途方に暮れている親につけ込んで大枚な金をせしめているのだからまるっきり犯罪だ。

 そういえば戸塚ヨットスクールの後にも長田裁判というのもあった。これだけ世間を騒がせた事件があっても、同じような施設が後を絶たないようだし、そんなところに頼る親も後を絶っていない。「学校に行かない、行けない」と言うことを悪いこと恥ずかしいことと考える社会はこうした施設を生み出し続けるだろう。

 こうした事件があると「役所は何をしていた!」と言いたくなるものだが、文科省も各教育委員会もまだまだ「学校へ行くこと」が善で公教育へ誘導又は強制しがちである。だから公教育以外への活動に対してはおおよそ無頓着で冷淡だ。本来のフリースクールなどの活動に対しては関心も払わず金も出していない。どちらかというと「根性をたたき直す」的なところの方に親近感を持っているのではないかとさえ疑いたくなるのが現状だ。

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2008年9月 3日 (水)

「函館遠友塾」開設へ!

 今春開講した「旭川遠友塾」に続いて函館においても「函館遠友塾」が開設されると道新に報じられています。19年間活動を続けてきた「札幌遠友塾」を含め、道内の三つの地域で自主夜間中学が開かれることになります。これまで札幌市教育委員会も北海道教育委員会も夜間中学開設の要求は無かったと言ってきましたが道内各地に義務教育を受けられなかった人達が存在し学びたい人達がいることが裏付けられたわけです。

北海道新聞道南版の報道

 札幌では漸く学校の教室を夏休みの間だけ試しに使わせると言うところまで来ました。今後、年間を通して夜間に週一度だけ自主夜間中学に教室を貸すところまで進むのか、それとも公立夜間中学の設置にまで向かうのかが問われることになります。

19年目の夏「夢の授業へ」(1)
19年目の夏「夢の授業へ」(1)

19年目の夏「夢の授業へ」(2)
19年目の夏「夢の授業へ」(2)

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2008年8月 6日 (水)

信じることか?考えることをか?

 ラルフ・ネーダーは子どもの頃学校から帰ると父親にこう聞かれたそうです。「今日は何を習ってきた?信じることか?考えることをか?」と。

 ネーダーの父親の言った「考えること」は教育の最重要な目標と言っていいのではないか? 日本では「ゆとり教育」批判が大きくなり、また知識偏重の教育へ向かっているのですが、どうも「覚える」と言うことを「理解したこと」と誤解しているように思うし、「考える」と言うことに関してはむしろ嫌ってさえいるのではないかとさえ思われる。 

 子どもたちが「考える」と言うことに関しては、さすがの文科省も表だっては反対できないと思うのだけれど、教師が考えることを教えようとするのは嫌う。そもそも教師たちが考えることも嫌いなようで、東京都では教職員会議での挙手による採決を認めないと言うし、道教委では校長の下に副校長、教頭の下に主幹をおく意向だという。 上から下への意志を貫徹することだけを重視する体制の中では子どもたちが「考える」ことも育てようがないのではないか? 勿論、それでも考えようとする人たちが出てくるところに人間の希望があるとは思うのだけれど…。

 今日は広島に原爆が落とされて63年目です。原爆を落とした当のアメリカ一辺倒の政策を続けてきた自民党政府の人間にとっては余り居心地が良くないと想像されるのですが福田総理が参列されていたことは悪いことではない。アメリカのイラク戦争やアフガニスタンでの戦闘に疑問を呈するくらいのことが言えたら素晴らしいのですが、望むべくもないですね。 毎日jpにはマンハッタン計画に携わった科学者の記事が載っていました。アインシュタインやサハロフだけではないのですね、研究成果の結果のむごたらしさにさいなまれる科学者は。 これらの科学者たちの話も立派な歴史として子どもたちが「考える為の素材」となりますが、教育の場で取り上げているのでしょうか? 

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2008年7月31日 (木)

昨晩は向陵中学で夜間中学が開講!

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 昨日午後6時より「札幌遠友塾」の向陵中学での授業を見学してきました。とにかく塾生さんたちの明るさには励まされること請け合い。孫の笑顔と同じくらい元気がもらえます。

 学校側の配慮なのかドンピシャにチャイムが鳴って授業開始。1年生、2年生、3年生、「じっくりクラス」の4教室を幾度か行きつ戻りつしながら見学させてもらいました。どのクラスも真剣に且つ和気藹々とした雰囲気の中で授業が進められていましたが、中でも1年生の授業が楽しめました。(失礼!) みんなで英語の歌を歌うなんてのも楽しく、「音」を採ってこなかったことが悔やまれます。数学の授業も単位の話で、なるほどここから始まるんだなーと懐かしい気分に浸ることが出来ましたし、実験なども工夫されていてスタッフの熱意も十分に感じられました。

 8月6日にも同じ向陵中学での授業が行われますが、これだけ熱心な学びが続いているのですから夏休みだけの試行では終わらせたくないとつくずく思いました。

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2008年7月22日 (火)

「札幌遠友塾」の授業が学校の教室を借りて行われます。

 今年の夏休み中に札幌市立向陵中学校の教室を使って札幌遠友塾の授業が行われることになりました。7月30日(水)と8月6日(水)のともに午後6時から午後9時までの授業となります。

 昨年5月に「北海道に夜間中学をつくる会」が結成され、公立夜間中学の設立とともに札幌遠友塾自主夜間中学へ教室を提供してもらうことを大きな目標としてきました。紆余曲折があり、「つくる会」事務局内でも教育委員会への不信感がつのってきていたのですが、夏休み中だけとはいえ市内の3校に教育委員会からの呼びかけに応えていただき、授業を行えることになったことは大きな前進で素直に喜びたい。

 事務局内の教育委員会への不信の元になっている答弁の二転三転も、教育委員会と校長の関係が私たちが考えているほど単純な上下関係にはなっていないと言うことであり、法律的にも一方的に実行することが出来るものではないということが明らかになった過程(教育委員会にとっても…。)であったと考えるならば、漸く教室を遠友塾の授業に使うための道筋が整ってきたと考えても好いのかもしれない。勿論、まっすぐに教室を使わせてもらうことに進むと言うことではなく、何をクリアーすればいいのかがはっきりしてきたという意味においてですが。

 ともかくこの二日間の授業が次の、継続的に教室を使わせてもらう段階に繋がるように成功してもらいたいものであるし、多くの教育に関心のある人たちに参観していただきたいものだと思います。

この教室の問題はUHBが取材して、去る17日に「19年目の夏『夢』実現へ」との標題で放送されました。

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2008年5月27日 (火)

「北海道に夜間中学をつくる会」総会が開催されました。

 この前の日曜日(25日)に札幌市の「ちえりあ」にて「北海道に夜間中学をつくる会」の定期総会が開催され、私も参加してきました。総会の前に、4月8日にNHKの「生活ほっとモーニング」で夜間中学を取材した番組が放送されたのですが、それを録画したものを参加者で一緒に観ました。初めて目にした人は勿論感激していましたが、前に観たことのある私たちも感激を新たにしました。--モーニングショーで同時間帯に民放が大騒ぎをしているのと比較してNHKの良識と底力を感じさせる番組となっています。これがオンデマンドで観れないというのはNHKの怠慢なのか民放の意地悪なのか、非常に残念な気がします。--

 総会の方は実際の出席者の半数近くが事務局員で占められることもあり、淡々と進められました。事務局長が若干暴走気味の報告をしていたことをのぞいてはですね。 この一年間、市民レベルでも議会でも夜間中学そして「札幌遠友塾」の活動に対する理解と同情と支持が広がっているにもかかわらず道教委、市教委などの役所が一向に動こうとしないのですから無理もないのです。「校長の裁量権で…」などとシラーッと言い放って自分たちの方から動こうとしない役人の尻をどうやってひっぱたくか本当に思案投げ首なんです。

ちなみに5月15日の市教委はこんな調子でした。

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2008年5月17日 (土)

熱意に欠けた札幌市教育委員会、そして中国四川省彭州市の被災

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 今日(17日)の読売新聞にちょうど触れたいと思っていた事の記事が並んでおりました。一つは15日夕刻に行われた「札幌遠友塾」に対して提供できる空き教室がないとの札幌市教育委員会の会見の模様。もう一つは中国四川省の地震に関する記事です。

 当日の会合には私も参加していたのですが、市教委は小中学校と高校19校をリストアップして調べたが「札幌遠友塾」の提示している条件に合致する空き教室はなかったとの結論を実に用意周到に説明してくれた。必ずしも担当者(とりわけ前任係長)に誠意がなかったわけではなかったとは思うのですが、熱意のなさを感じた「北海道に夜間中学をつくる会」の会員と「札幌遠友塾」の受講生・スタッフには失望を通り越して怒りすら感じた人が多かったように思う。

 道教委との会合でも出た「校長の裁量権」という言葉が市教委との会合でも出された。市教委の調査でも「校長の同意が得られていないから教室は貸せないのだ」とのニュアンスを色濃く感じさせられるのですが、果たして校長の裁量によって空き教室の提供に道が開かれていくものだろうか? 私たちくらいの年(団塊の世代)になると教頭や校長になっている友人の一人や二人はいる。彼らに「仮定の話として、札幌遠友塾から教室を貸して欲しいと頼まれたらあなたならどうする?」と尋ねたことがある。彼は「夜間開放のように区切られたスペースならば可能だけれど、自分の管理スペースと区切られていない場所を自己の責任で引き受けられる校長はいないだろう」との答えだった。校長の裁量で引き受けた場合、例えば管理上の必要があるとしてシャッターを設置して欲しいと思ったとしても教育委員会からの協力が得られるのかどうかも確信が持てないとの事だった。「ババを引かされる」というか「はしごを外される」というか、引き受けた校長の責任とされてしまうことをおそれているのだ。 教育委員会側が積極的に働きかけるのでなければ校長から動き出せるとは信じられない。

 何らかの理由で義務教育を受ける機会を逸した人たちが現在「学びたい」と懸命に努力し、その思いに応えたいとの思いでこれまた懸命に協力している人たちの姿を目にした普通の市民は「せめて空いている教室ぐらいは貸してやりたい!」と思うのではないだろうか?確かに市民会館から教育文化会館へと教室が移り、費用の点では減免措置を適用して市民会館並になった、これは確かに札幌市側の配慮には間違いないが、果たしてそれで済むのだろうか? 義務教育を受けられなかった人たちの権利を保障する活動を、年間55万円もの会場費を徴収するという形で、しかも全く市民の負担に任せたままで、「教育を管轄する札幌市教育委員会」として何も感じないことが不思議なのだ。 一般市民ですら思うようなことをどうして教育委員会の人間が思えないのか、そこが不思議でもあり悔しいところでもあるのだ。

 工藤代表は努めて冷静に「行政側の協力」の必要性を訴えていたが、多分参加者全員が不満に思っていたことは「夜間中学」と「札幌遠友塾」の活動に対する教育委員会の共感のなさだ。教育委員会職員が教育に鈍感であっては市民が困る。少し人間性を取り戻してくれ!お願いだ!


 ここ連日報道されているし中国四川省の震災の件ですが、震源が四川省成都の近くということで彭州市のことが気にかかっていました。彭州市は私と私の友人たちにとっては決して無縁なところではありません。尊敬してやまない今は亡き川口孝夫・栄子夫妻が長年苦労をともにした地です。

 彭州市は震源の汶川市から50キロほどしか離れていないので山岳部は90パーセントくらいの建物が倒壊しているそうで、テントが一番必要だとの話も友人のところに届いておりましたが、何をどうすればいいのか分からずもどかしい思いでしたが、姉妹都市の石狩市が義援金を募っていることが分かりましたので私もと考えています。

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2008年5月13日 (火)

札幌市の「さぽーとほっと基金」は良さそう!

 札幌市に市民まちづくり活動促進基金なるものが出来ている。

平成20年4月に施行した「札幌市市民まちづくり活動促進条例」に基づき、札幌市は「愛称:さぽーとほっと基金、正式名称:市民まちづくり活動促進基金」を設置しました。

この新基金は、市民や事業者の皆様の寄付を積み立て、町内会、ボランティア団体、NPOなどが行う非営利で公益的なまちづくり活動に対して必要な資金的支援を行う基金です。

当基金へ寄付することで、札幌の未来を支えるまちづくり活動を応援することができます。まちづくりに直接参加できない方もボランティアの一環として、企業の方は社会貢献活動として、参加してみませんか?


 市の資金ではなく市民の寄付による基金だというところがミソ。「札幌遠友塾」なんかも空いている教室を貸してくださいと頼んでも何年も「なしのつぶて」で財政支援も会場の借り賃を半額免除してくれるくらいが関の山(これだけでも有り難いことは事実ですが…)でなかなか自腹(といっても市民の税金なんですが)を切ろうとはしてくれないのが役所というものらしいので、誰が考えたか知らないけれど、なかなかのアイデアだ。

 「何だ、市が市民の懐を当てにするのか?」と疑問の向きもあるかとは思いますが、寄付金に税額控除が認められることと登録団体を指定しての寄付が出来るところは素晴らしい。

 私も以前は税額控除を受けてユニセフに寄付をしていたのですが、「蟻の兵隊」という映画を観てからは澄田中将の息子が総裁をしているユニセフ日本には抵抗があって寄付する気がなくなってしまった。民間でも立派な活動をしているところはあるのですが税額控除が受けられないのは痛いので、登録団体になれば控除が受けられるということは寄付をする方には都合が良い。それに寄付する先を指定できるのは寄付する人の意志を直接実現できるのでこれも有り難い。以前10億の金をどこかの市役所に寄付して新聞に取り上げられていたけれど、役人の手に渡してしまったら何に使われるのか分かったものではないので使途が限定されるのも良い。

 役所頼みは難しいけれど民間の力を引き出す力添えを役所にしてもらうと考えれば可能性は大きい制度だと思う。マジメに育てていきたい制度だと思いました。

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2008年4月27日 (日)

旭川遠友塾の入学式が行われました。

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左の記事は今日の読売新聞朝刊の記事です。

 昨日(26日)、自主夜間中学旭川遠友塾の入学式が行われました。この一年間開講のために準備を積み重ねてこられた準備会の方達に敬意を表したいと思います。一期生は中学一年生から84歳までの25人だそうですが、卒業まで楽しく学ばれることを願っています。

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2008年3月10日 (月)

映画「こんばんは」上映会 盛況でした!

 昨日催された「北海道に夜間中学をつくる会」主催の映画「こんばんは」上映会は盛況で、用意した100席で足りるかどうかヒヤヒヤ状態でしたね。もしもの為に用意したゴザcoldsweats01の出番は必要なかったのは良かったか、残念か?

 上映に引き続いて、札幌遠友塾生の桑山玉枝さんから体験発表がなされました。現在の私達の回りからは、なかなか想像し難い時代を生き抜いて夜間中学に通ってきている人達の思いを集約しているものだと感じさせられました。 その後の感想を涙ながらに語ってくれた老人(失礼)がいました。とてもそこまでの感動を共有することの出来ない自分を発見させられて少々愕然としてしまいました。私はやはりまだまだ「口舌の徒」ですかね?

 以下のビデオはルール破りかも知れませんが、去る2月12日の午後にHTBのイチオシというローカル番組の中で札幌遠友塾が紹介されたものです。こんないい取材番組を北海道ローカルのしかも会社勤めでは観られない時間帯にたった一度放送しただけでお蔵入りさせてしまうのは余りにも「もったいない」。他の放送局に対してもですが、常々そう思っていたのです。遠友塾生だってプライバシーを曝して取材に協力しているのに……。

「口舌の徒」ついでに一言。河野太郎議員のブログによると北海道のローカル局が負担している電波料は1500万円ほどでしかない。それで130~160億円ほどの売り上げを上げている。その殆どは東京キー局からの番組の放送によるのだという。
      営業収益(H18)  電波利用料 (単位百万円)
NHK          675,606               1,215
日本テレビ      288,636                 317
東京放送        277,400                 318
フジテレビ      377,875                 318
テレビ朝日      227,687                 318
テレビ東京      111,200                 317

北海道放送       13,245                  15
札幌テレビ       16,553                  15
北海道テレビ     14,369                  15
北海道文化放送   13,521                  14

 普通に考えると地方局は自分で集めたスポンサーの広告料でキー局の番組を買って放送しているものと思うのだけれど、実際にはキー局の作った番組を流してキー局から金を取っている。つまり電波の使用権を切り売りしているに等しい。とすれば随分旨味のある商売をやっているものだ。

 ひとの商売をうらやんでもしょうがないけれど、地方のローカル局といえど自力で取材していい番組も作っている。丁寧に取材して番組を作っている記者達の姿も目にしている。それだけに自分達が作った番組を大事にして貰いたいし、取材を受けた人達や納税者に還元しても貰いたい。再放送が無理ならインターネットで後日でも観ることが出来るようにして貰いたいものです。

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2008年3月 5日 (水)

映画「こんばんは」上映会が催されます。

 今度の日曜日、3月9日に「北海道に夜間中学をつくる会」映画「こんばんは」の上映会を札幌の「かでる2.7」にて午後一時半より催します。

 芝居ではないドキュメンタリー作品ですので夜間中学の現実と意義を感じ取ってもらえたらと思っています。私も4~5年前に上映されたときに観ましたが、今度も楽しみにしています。只、会場が100人ほどしか入らないのであふれる心配もあり、かといってスカスカでは寂しいので宣伝のお手伝いはためらっていたのですが、やはり多くの人に観ていただきたいので…。立って観るないしは地べたに座って観ると言うことも一興かも??

 自分の田舎では月に1回体育館で映画が上映されて、50円くらいだったかなー、床にゴザが敷いてあるだけなので座布団持参で、最初は座って、疲れてくると寝っ転がって観たものです。遙か昔の話ですが懐かしい。

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2008年2月26日 (火)

「遠友塾」に教室を!

 昨年春の結成以来「北海道に夜間中学をつくる会」では札幌市に対する要望の一つとして「札幌遠友塾自主夜間中学」に教室を貸す事を求めてきました。「遠友塾」の長年の活動の意義を自民党を含む(ちょっと意外でしょう!)全会派が応援してくれて、happy01 何とか実現に向けて動き始めたと感じているのですが、なかなか教育委員会からは具体名が上がってこないのでジリジリしていました。

 札幌市では真駒内、米里、もみじ台など児童数減少に伴う統廃合を各地区に打診し始めているので空き教室を相当数抱えているのは明らかなのですが「遠友塾」 としても遠隔地から来ている人や車椅子で通っている人がいるので市中心部の交通の便の良いところという条件を捨てられず、具体的には地下鉄大通駅から4 駅くらいの範囲が限度との条件を提示しておりましたところ、ここに来て再来年開校予定の大通高校とともに再来年廃校予定の星園高校の名が浮上してきています。

 星園高校は既に募集停止になっているので既に今年は2教室、来年度には4教室が空き教室となり、再来年には大通高校へと統合されていくことになっている。本年度でも2教室は空いているので、多目的室や会議室など常時使っていない教室を利用させてもらえるならば「遠友塾」が要望していた最低4教室という条件にも適うことになるので十分考慮に値する案だと思う。エレベーターがないけれど1階部分に教室を確保できれば、最寄りの地下鉄駅にエレベーターもあるので車椅子での授業も可能そうだ。

 再来年の廃校後も継続使用が可能なのか、管理経費の負担はどうなるのかと将来に不安な点もいくつかあるが、それに目処が付くなら結構有望だ。現在年間100万円ほど掛かっている会場費が不要になるだけでも助かる。

 どちらにしても、早く「遠友塾」の教室が確保されることを願っているワンdog

追伸

 去る2月2日に行われた「教育フォーラム」で古山明男氏が「先進国で不登校が少ないのは親や先生が学校を作ってしまうからだ」と話されていた。欧米と私達はひとくくりに考えがちですがドイツの様子は違っているらしい。ドイツでは1938年にヒットラーが作った「学校強制出席法」というのが今なお有効で、ホームスクール(在宅学習)などは御法度と言うことで、見つかれば親には処罰も待っているという。それを嫌った人達が大挙して国外脱出して問題になっているらしい。旧同盟国の日本も他人事ではありません。thunder

詳しくは大沼安史さんのブログで…。

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2008年2月16日 (土)

和田中の「夜スペ」はいいんでないかい?!

 東京都教委の待ったが掛かったりして色々話題になっていた杉並区立和田中学校の「夜スペシャル」がスタートしました。進学塾の講師が授業を受け持つと言うことで「ホウ!flair」と思ったのですが、都教委が待ったを掛けたり、私の回りでも教員達が疑問を投げかけることが多かったですね(ちなみに私は教職とは全く関係ありません)。

 指導文書の内容は(1)参加方法、費用の負担等について義務教育の機会均等という観点から疑義がある(2)特定の私塾に学校施設を利用させることは営利性を疑わせ、学校施設の公共性に反する恐れがある(3)教材開発に校長及び教員が関与することは、公務員の兼業、兼職の適正な手続きの観点から疑義がある--の計3点。(毎日新聞)

 上の三点が都教委の言い分ですが、日頃教育委員会の発言に批判的な教員も珍しく同じような批判を展開しているのが面白いところ。--「生徒が学校の教員より塾講師を信頼するようになったら、公教育が破壊されるのでは」--等との危惧も表明されていたと言うから教育委員会よりも教員の方が危機感を抱いたかも知れない。盛んに公教育に競争を持ち込もうとしてきた教育委員会が「義務教育の機会均等」に対する懸念を持ち出すところが何ともユニークだった。

 藤原校長は(3)に付いては教師は「土曜寺子屋」などの補習で手一杯で教材開発は塾側がやると行っていたので、この点はクリアーすると思っていた。問題は(1)と(2)の方。東京ではないですが、札幌には「札幌遠友塾」という夜間中学がボランティアによって17年間も運営され続けている。勿論、営利どころか生徒やスタッフ・会員の持ち出しで運営されているし、義務教育を受けられなかった人達の教育の機会を補償しようという活動なので公共性もある。しかし、数年に亘って要請しているのにも拘わらず未だ教室を貸して貰うことが出来ていない。(2)の主張を教育委員会として共通にもつのであれば北海道も札幌も夜間に教室を使わせることにもっと積極的になってくれても良いはずのものである。昨年から「北海道に夜間中学をつくる会」も立ち上がり一緒に要請しているところであるがなかなか一筋縄ではいかない。

 (1)の「義務教育の機会均等」の観点に対しては義務教育と限定しないでもっと別な点から考えてみたい。

 東大生の親の平均年収が慶応を上回ったと言われて久しいように、現実の社会では所得に余裕のある家が私立の中高一貫校や進学塾に子どもを通わせ、一流と言われる大学に進学させている。そこを卒業して官僚や上場企業の幹部として出世していき、大きな所得を確保し、そのまた子どもを…という有利な循環を形成している。恵まれた地位にいる人がその地位を守り子孫にもそうした地位を獲得させたいと考え、行動することを止めることは出来ない。しかしそうした条件の下での競争によって、貧乏人の子は何代経っても貧乏というのでは社会的に公平・公正とはとても言えない。東大生という地位を金で買うことは出来ないとしても、ここへ達するまでの過程に大きな社会的な格差が存在している以上、この競争は公平な条件下でのレースとは言えない。

 小泉首相の時代に、経済活動においてではありますが「結果の平等」は良くない「機会の平等」が大事とよく言われていなかっただろうか? 個人としては教育において「結果の平等」は望まず、「機会の平等」を望む事は当然だ。社会にとっても能力のある人間を育てて重要な地位に就けるという事は必要で大事なことだ。鳩山邦夫みたいなのばかりでは困るでしょう。

 全てとは言わないけれど、社会的地位が学歴によって決まっていくならば「教育の機会均等」を実質的に保証しなければならない。社会(国家)が平等に教育を受ける権利を保証しようとするならば、親の所得に差がある以上、せめて教育費をタダにする良い。教科書代、授業料、補習費用、給食費、そして進学塾代も全て無料化が一番良い。教育に関するものは全部税金で賄うのが平等というものだ。今、大学までも含めて教育費を無料にしたら東大などに行っている高額所得層を利するとの批判が来そうだけれど、当面はそれもやむを得ない。

 「教育の機会均等」と言うことを上記のように考えると、和田中の「夜スペ」は受験塾に通うよりも安くて、家庭に近くて良いことだと言えそうだ。費用が普通の塾に通うよりも安いことの理由は教室として学校を使うからだ。たとえ半額でも塾側が自前で教室を用意する必要がない分だけ安上がりだ。授業料が安いと言うことが気にくわない向きもあるようだが「機会の均等」という点から考えると悪くはない。この費用なら通えるという所得層の範囲が広がることは「教育の機会均等」の観点からは好ましい事だと言える。

杉並区立和田中学校の「夜スペシャル」はいいんでないかいsign02

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2008年2月12日 (火)

「札幌遠友塾」がHTBにて紹介されます!

 札幌遠友塾のスタッフの方からテレビ放送予定の連絡を頂きました。

 「札幌遠友塾自主夜間中学」はHTB(北海道テレビ放送)から取材を受けていたそうですが、それが今日の午後6時20分頃から「イチオシ」の中で放送されることになったそうです。ネットで番組表を見ると『勉強って楽しい 義務教育を終えていない“学校”で学ぶ人々…』との紹介文が載っていました。

 北海道の人しか見ることは出来ませんが、是非観てください!

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2008年2月 7日 (木)

旭川で自主夜間中学が開講!

20080118dotsu 昨年から準備を進めていた「自主夜間中学旭川遠友塾」が、いよいよ生徒募集の運びとなった事が報道されています。これは北海道通信日刊教育版(1月18日)に載ったものですが朝日新聞などでも報道されています。 色々な困難を乗り越えてここまで来たのですから是非成功していただきたいものです。

  参加者は年齢、性別、国籍、住所を問わない。授業は国語や数学、英語のほか、読み書きや足し算を学ぶ「じっくりコース」も。テストはなく夏~春の各休みがある。

 1年間学ぶと、修了証を発行。3年間学べば遠友塾の卒業証書を発行する。授業料は、会場費や保険代を含め、1カ月1千円。募集開始は2月10日から。開校式は4月26日、授業開始は5月10日だ。

 旭川のスタッフは現在、元教諭や主婦、学生ら約20人。参加者も20人を想定しているが、高齢者や不登校の生徒など幅広くなりそうなため、さらにボランティアを募集している。

 組織を維持するため、年会費1口1千円の賛助会員も募集している。会見した古野代表は、「弱者に優しい自発的な個人の集まり。組織を続けるためにも、協力をお願いしたい」と話した。

 問い合わせは、因幡(いなば)さん(0166・57・9653)へ。(朝日新聞)

教室となる上川教育センターは→ここです。

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2008年2月 6日 (水)

「教育フォーラム」に参加しました。

 先週の土曜(2日)に札幌エルプラザで開催された「教育フォーラム」に参加してきました。主催者も驚いていたように100名以上の参加者の熱気であふれかえっていました。その様子は「北海道に夜間中学をつくる会」HP上で窺い知ることが出来ますので関心と時間のある人は覗いてみて欲しい。

 最初の講演者である野村俊幸さんの話しぶりはパワフルで不登校に悩んだ人とはまず思えない。悩んだ末にこの到達点があるかと思えば励まされる人は多いと思う。しかも不登校から始まって現在の教育システムの変更を迫るところがこの人の真骨頂で、当ブログの「後悔しない本選び」に野村さんの著作「わが子が不登校で教えてくれたこと」を再推薦させてもらいました。

 私も不登校問題とはどうやって子どもを学校に戻すかの問題だと思っていたので、最初に野村さんの考えを聞いたときには理解できなかった事を思い出します。近年はいじめによる自殺が続いたことなどで学校に戻すと言うことがより重大な結果を招くと言うことが認識されるようになってきたので、子ども達の多様性を認める方向へ、そして多様な子ども達を成長させる現行の学校制度以外の多様なシステムが必要だと認識されるようになってきていると思われます。正に野村さんが言うように子ども達が「不登校で教えてくれたこと」なんだと思う。そして、この会に100名以上の人々を集めた力なのだと思うのです。

 今日のブログで今回のフォーラムの講演者の一人である古山明男さんは不登校問題と社会の関連について触れている。

 不登校問題が発生するかどうかは、先生の接し方とか、授業のやり方とかいう次元で決まっているのではない。もっと根幹のところで決まっている。

 社会問題になるほどの不登校が生じるのは、次のような条件の国だと思われる。

1 賞罰・競争に訴える教育が行われている

2 かなり豊かな国で、すでに我慢の美徳が疑われている。

3 正規学校以外の教育が認められていない

 この三つがそろうと、社会問題になるほどの不登校が発生する。


 発展途上国型と古山氏は仰っていましたが、教育再生会議などに集まる人達の主張のように競争だ、道徳だと叫ぶのは論外で、正規学校以外の教育を認める方へ社会を進めるべきではと思い至ります。夜間中学もそうですし、フリースクールなどの実践が既に歴史を重ねてきているのに、国や道はなかなか手を差しだそうとはしない。公教育が王道でフリースクール等でちょっと休んでまた公教育に帰って来れば良いと言うことであればフリースクールや夜間中学が十数年も続いているわけがない。講演者の一人亀貝一義さんが言うように「フリースクール等への公的補助」を権利として求める運動へと繋がっていくのは当然の流れだと納得がいきました。

 最近の国会を見ても道路のために身体を張る議員はいても教育のために身体を張ってガンバル姿はとんと見かけない。福祉と教育に金を掛けるのが先進国で、道路に金を掛けるのは発展途上国と言えそうで、今の国会は先進国型へ脱皮する産みの苦しみの時かと思いたいところです。

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2008年2月 1日 (金)

「教育フォーラム」へのお誘い!

 明日(2月2日)、「子どもの多様な育ち方・学び方に対応する教育システムの創造を!」とのテーマを掲げる「教育フォーラム」が札幌駅北口の札幌エルプラザ4階で午後1時半より開催されます。

 司会は安宍一夫さん(北海道新聞編集委員・「教育-希望を求めて」シリーズを担当)。

 パネリストは野村俊幸さん、古山明男さん、亀貝一義(フリースクール札幌自由が丘学園を主宰)さんです。

 都合の宜しい方は是非参加を! 

「教育フォーラム」パンフレット:「2008.2.2.pdf」をダウンロード

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2008年1月30日 (水)

地方の道立高校廃校の記事を読んで…

20080130yomiuri
 北海道庁職員給与の削減交渉がまとまった。 一般職7・5%減、管理職9%減維持で組合はスト回避と言うことだそう。

 新年度から四年間の月給9%カットを柱とする道の職員給与削減案をめぐる労使交渉は30日午前、道側が《1》管理職の9%削減を維持する一方、一般職員の削減率を7・5%に引き下げる《2》期末・勤勉手当の役職加算額を一律三分の一減額する-との譲歩案を提示、組合側が受け入れ、妥結した。これにより、組合側が同日始業時から予定していたストライキは回避された。 --(略)--

 役職加算額の減額で、手当は主任級で1・65%、部長級で6・6%のカットになる。今回の削減により、モデルとなる40歳主査(係長)級の年収は約583万円となり、本来の年収より38万円減となる。ただ、現行の10%カットに比べると23万円増える。(北海道新聞)

 以前から道庁職員給与をカットするなら一律ではなく、職階が上の高給取りの削減率を大きくして薄給の職員の削減率を小さくすべきだと思っていたので9%と7.5%と少しではあるが差がついたことは頷ける。給料を減らされることには抵抗があるとは思うが大部分の人が所属しているであろう中小零細企業勤めの者に比べると40歳の係長で583万円ならば未だ十分に羨ましいレベルではあると思う。だからといってもっと下げろと言いたいわけではない。食い詰めている人間がいることを忘れないで職務に励んで貰いたいと思うばかりである。

 大阪の地では橋下知事が誕生した。テレビなどで拝見していた限りでは民主党の候補者に魅力が乏しかったので橋下の勝利は意外ではない。彼の以前の発言は弁護士と考えると不見識であるが、視聴者受けする極端な発言をタレントとして繰り返していたのだと考えると頷ける。知事となってからは常識的な線に戻ることを期待している。

 大阪のおばちゃん達がオモロイだけで橋下氏を選んだと非難するのはたやすいが、それ程無責任な話しだとも思わない。 北海道民が高橋はるみ知事を選んだ事とも似ているのではないかと思ってしまう。北海道民も「国には頼れない」と観念したならば自民党の押す経済官僚を知事に頂く選択をすることはなかっただろうが、依然として国からの公共投資を当てにした構造と観念におさらばすることは出来ていないのです。自民党が押した官僚ならば国から金を引っ張ってこれるとの期待は今日の読売新聞朝刊に載ったように地方の高校の廃校であり、道庁職員の給与削減となって裏切られている。

 自民党のひものついた知事がまずやらされるのは医療・福祉予算の削減、教育予算の削減、職員給与の削減の方である。 さて、あれだけ「がめつい」大阪人がどれだけ橋下知事や自公政権に抱きついて無心してくるのか見物であるが、なかなか「そうは問屋が卸さない」だろう。

 親が政治家でない限り、政治家になる近道はテレビタレントとして暴言・放言を吐きまくることだと言えそうだ。こんなタレントが政治家となってどんな事をやるのか、やれるのかしっかり見極めていきたいと思う。

 最後に、今朝の新聞を読んで思うところですが…。 お役所は「教育の機会均等」などは空念仏として「無い袖は振れない」式の教育費削減に邁進するのでしょうが、私の回りで多くの人が義務教育を受ける機会を得られなかった人達のためや、不登校の人達のために汗を流しているように、地方に於いても我が子の教育や、我が郷土の子達の教育の為に色々な試みが始まっていることがわかり力付けられた。地方では国や道に税金を払うことが馬鹿らしく思われる時代が近づいてきているのではないだろうか?

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2007年12月21日 (金)

教育は受験だけのためにあるんじゃないぞ!

 「北海道に夜間中学をつくる会」HPの資料室に有朋高校移転差し止め訴訟の控訴理由書が載せられています。有朋高校は私の姪っ子がいじめにあって地元の高校を止めてからお世話になった通信制の高校なのでいくらかは恩義に感じていました。(ちなみに姪っ子は二児の母として元気にやってます。) その改築話があることは知っていましたが当然同じ場所に建て替えるものと思っていいましたが、札幌と言うよりは石狩に近いあいの里に移転したと聞いて「随分端っこに持って行ったなー!」(失礼!悪気はありません)と、驚いた事を思い出します。

 急転直下移転先が決まったのには住宅供給公社が不良資産を抱えて困っていたという北海道側の事情があったようで、有朋高校の存在意義を一顧だにしなかったことに驚かされる。高橋知事はテレビに出るのが好きなようだが、こと教育に関しては全くと言っていいほど関心を示してこなかったのが、不思議でもあり不満でもあったが、有朋高校の問題にもその性向が遺憾なく発揮されている。この控訴理由書の原告の主張には次のように書かれています。

 「(有朋高校の生徒は)学校生活と他の生活条件とを両立させるべく時間をやりくりしていること」「不登校によって有朋高校に転校した生徒や、病気や障害を抱えている生徒は、単に時間的な間題にとどまらない通学上の困難を抱えていること」を指摘し、「有朋高校の設置場所は、普通高校に比較して、特段の利便性が求められる」ことを主張した(準備書面(6) 7頁)。
 そして、「生徒の通学の困難さをもたらすというのは、単に生徒の通学が不便になるということを述ベているものではない。有朋高校は、今の場所にあるからこそ、「多様な学習要望をもつ者や勤労青少年等に対する高等学校としての機能」「地域に開かれた高等学校としての機能」を担える」、「有朋高校は、経済的、身体的、精神的、家庭的その他様々なハンディを抱えている生徒に学習の機会を与え、高卒の資格を付与する、いつでも、どこでも、誰でもが通える高校であり、近年、その価値が。ますます高まっている。移転は、有朋高校からこの機能を失わせるものであり、これが本移転の最大の間題である。」(準備書面(6) 13頁)と主張したのである。

 私は教育関係者でもなく、教育にさほど関心が強い方でもなかったのですが、「北海道に夜間中学をつくる会」の活動に関係するようになってからは、国会の議論や教育再生会議の議論が受験教育のことにしか関心がないことを強く感じるようになりました。 今、北海道では各地の高校が統廃合されようとしていますが、財政に余裕がないと言うことが一つの理由であることは理解するのですが、「勉強は東大や北大に進学するためにするもので、より都会の高校で授業を受けることに何の不都合があるの?」と言う傲慢というか無理解を感じる。

 2010年度に廃校予定となっている和寒高校のある和寒町はkametarouさんのブログによると通信制高校の設立に向けて努力をしていると言う。 以前私は「勇払に定時制高校があった?!」の中で触れたように戦後まもなくの日本では働く若者(働かなければ食っていけない時代でした)に教育の機会を与えなければと各地に定時制高校が設立されたものです。今は全日制に対する定時制と考えるかも知れませんが、当時は定時制でなければならなかったからこその定時制だったのだとわかりました。若者もみんな働いていたのです、日中働かなければならなかったのですから必然的に定時制の高校を設立すると言うことになったのです。北海道中の高校の沿革を調べてみると良い。和寒高校は旭川永山農業高校の定時制として設立されているように、いま廃校の憂き目にあわされようとしている高校は殆どが地方の働く若者が教育を渇望し、そうした若者に教育を受けさせたいという地元の熱意の中で誕生したものだと思うのです。 こうして出来て継続してきた学校を「財政が厳しい」だけで簡単に投げ捨てて良いものだろうか? 地方には都会に出て行く以外に必要とされる教育というものがあるのではないか? 地元で暮らし、働いていくために必要な教育という考え方があっても良い。いや、あるべきだと思う。

 2000年の国勢調査の結果では義務教育を何らかの理由で受けていない人の大多数が札幌、函館、旭川以外の地域に散らばっていることが裏付けられている。 この人達の教育を受ける権利をまっとうさせる施策だって時間がたっぷりある訳じゃない。喫緊の課題だと言っても良いくらいだ。幸い旭川で「自主夜間中学」を作ろうとの動きが進んでいるようなので実現することを切に願っていますが、北海道はまだまだ広い。 いきなり「公立夜間中学」は無理でも各地に「自主夜間中学」設立の動きが出てきたときは行政も最大限の配慮をして欲しいと切に願っている。

 私の回りでは新しい教育基本法を改悪として毛嫌いする人が多いのだけれど、そんな改正教育基本法にも次のような項目が書かれている。

第三章教育行政

(教育行政)


第十六条 教育は、不当な支配に服することなく、この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべきものであり、教育行政は、国と地方公共団体との適切な役割分担及び相互の協力の下、公正かつ適正に行われなければならない。


2 国は、全国的な教育の機会均等と教育水準の維持向上を図るため、教育に関する施策を総合的に策定し、実施しなければならない。


3 地方公共団体は、その地域における教育の振興を図るため、その実情に応じた教育に関する施策を策定し、実施しなければならない。


4 国及び地方公共団体は、教育が円滑かつ継続的に実施されるよう、必要な財政上の措置を講じなければならない。

 財政が厳しいと言うが、「必要な財政上の措置を講じなければならない。」と強行採決までして通したのは他ならぬ現政府(自民党+公明党)なのですから是非実行して貰いたい。この条文に反対する政党は一党もないはずですよ。

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2007年12月 7日 (金)

「遠友塾」の教室として「市立大通高校」が検討されているそうです。

 我が家では道新をとっていないので見逃しましたが、12月1日付で、札幌市教育委員会では来春開校の「大通高校」の教室を「札幌遠友塾」に提供することを検討しているとの報道がなされたようです。事実であれば大いに嬉しいことです。勿論検討だけではなく実現することがですが。

 昨年度までは、老朽化で取り壊された札幌市民会館で開かれていたが、本年度から市教育文化会館に移転した。ただ、会場の使用料は半額減免されているとはいえ、年間約五十五万円かかり、教材の保管場所もないことから、関係者から教室の必要性を訴える声が強まっていた。

 今春には工藤代表らが「北海道に夜間中学をつくる会」を設立した。道教委や市教委に対し、公立の夜間中学の開設とともに、当面の支援策として、公立学校の空き教室の提供などを求め、積極的な働き掛けを始めていた。

 これを受け、市教委は、札幌遠友塾の活動の継続には、使用料がかからない会場の確保が不可欠と判断した。

 札幌大通高校は市内すべての市立高校の定時制課程を統合して、市教育文化会館そばの旧大通小跡に開校する。日々の授業のほか、市民のさまざまなニーズに対応する生涯学習の拠点化も目指しており、札幌遠友塾からも教室提供の要望が出ていた。(石田悦啓)

 -- との、署名入りの記事なので期待しても宜しいのでしょうか?

夜間中学「札幌遠友塾」 新会場に「大通高」案 

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2007年11月 7日 (水)

ガンバレ!「旭川に夜間中学をつくる会」

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 旭川の有志達が来春の自主夜間中学開設へ向け努力をしていることが3日の北海道新聞によって報道されました。

 「札幌遠友塾」が札幌弁護士会から2007年度の人権賞をいただいたおりに「旭川に夜間中学をつくる会」の活動が読売新聞と朝日新聞の記事によって紹介されました。この時の記者さん達は「札幌遠友塾」が旭川にいわば進出するという誤解に基づいて記事を書いていましたが、今回の道新の記事はある程度慎重に取材していただいたようで、旭川の有志達の自主的な活動であることが明記されたことは喜ばしい限りです。

 こうして新聞に取り上げられるようになると事態の方が先に進み始めるので、旭川の準備会として戸惑うことも多くなるでしょうが「ひるまず」進んで欲しいものです。
---「ひるまず」なんて…まるで小泉純一郎みたい。

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2007年10月29日 (月)

勇払に定時制高校があった?!

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 26、27日と二日間のお休みを貰いました。久し振りの骨休めです。美瑛のペンションでゆっくりさせて貰うのが私の目的ですが、家内へのサービスもかねてちょっとした観光と温泉へも寄りました。その行程は私のホームページで見ていただくこととして、別の話をお伝えしたいと思います。

 ペンションのオーナーは70歳くらいで、60年安保の世代なので色々面白い体験も聞かせて貰いました。私達、「全共闘世代」にとって、「苦学生」という言葉は見聞きした記憶の中にはあれど、自分達の体験として持っている人は少ないと思うのですが、このオーナーはそのまっただ中にいた人と言えます。しかしその苦労を微塵も感じさせないしなやかなところが素晴らしい。

 その時の話しの中で「勇払の定時制高校」に働きながら通って卒業した、との言葉に私は一瞬耳を疑いました。勇払に高校があったって…?…?  勇払中学の校舎に苫小牧東高校の定時制が開かれていたとの話しは全くの初耳でした。 ネットで調べてみると現在の追分高校も鵡川高校も苫小牧高校の分校定時制として発足している。穂別高校と厚真高校にはそうした記述は見あたらないのだが地域的なことを考えると、苫小牧高校(苫小牧東高校の前身)が中心的な役割を担ったと想像される。その地域の教育への渇望に対応して苫小牧高校が謂わば「センター校」としての役割を果たしたのではないかと想像されるのです。 現在「北海道に夜間中学をつくる会」が札幌市に自主夜間中学のセンター校としての「公立夜間中学」の開設を求めているが、同様のことが戦後まもなく北海道の各地で、定時制高校という場で実践されていたことに強い感銘を覚えました。

「苫小牧民報」による勇払高校の記事

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2007年10月12日 (金)

旭川に自主夜間中学が!

 旭川市に夜間中学が開設されることが朝日新聞でも報道されました。

 家庭の事情や病気、戦時中の混乱……と様々な事情で満足に義務教育を終えられなかった人たちのための「夜間中学」が来春、旭川市に開設される。北海道ではこれまで札幌市にしかなく、遠くは釧路市や函館市から通う人もいた。学校に行けなかった人たちにとって、学びを取り戻す場が増える。(asahi)

 ここでも札幌遠友塾の出先とするような誤解が見受けられるのですが……、どちらでも良いか?
とにかく旭川市でも自主夜間中学が開設に向けて着実に歩を進めていると言うことが大事ですね。

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2007年10月11日 (木)

札幌弁護士会の「人権賞」が札幌遠友塾へ

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 札幌弁護士会が2007年度「人権賞」に「札幌遠友塾」を選定したと報じられました。
(読売新聞10/9朝刊より)

 18年にわたる地道な活動が評価されたものと、私も大変嬉しいです。しかし最後の「来春、旭川に道内2校目の自主夜間中学を開設する計画を進めている。」との記事は間違っています。あくまで旭川の有志達が集まって自主夜間中学をつくろうと活動を進めていて、それを設立、運営の経験がある「札幌遠友塾」と「北海道に夜間中学をつくる会」がお手伝いしているという関係ですね。この書き方は「旭川に夜間中学をつくる会」の有志達に失礼です。

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2007年9月21日 (金)

「夜間中学」が北海道議会の一般質問で取り上げられました。

 議会の審議の様子などは今までは殆ど無縁なものでしたが、インターネットで中継されるようになってからは時々視聴できるようになりました。昨日は北海道議会で民主党の小林郁子議員が夜間中学のことを取り上げると聞いて午後からずっと聴きながら仕事をしていました。聴いていると質問も答弁もスムースに流れ過ぎるので些かの違和感を感じながらの視聴と相成りました。知人から、議会なんてものは質問も答弁も「擦り合わせ済みだ」と聞かされていたので、そんなものかと合点がいきました。そんな折、片山前鳥取県知事が道議会をやり玉に挙げているとの話題が飛び込んできました。

 政府の地方分権改革推進委員会(委員長・丹羽宇一郎伊藤忠商事会長)は十八日、東京都内で会合を開き、前鳥取県知事の片山善博慶大大学院教授から意見聴取をした。片山氏は、自治体の議会運営について、首長と議会が答弁調整を事前に行う「八百長議会」が横行していると指摘したうえで、「一番ひどいのは北海道議会だ。答弁を決め、再質問も決め、すり合わせをしてから議会を開く」と道議会の答弁調整を名指しで批判した。2007/09/19 (北海道新聞)

この批判に対しては道議会側も猛反発なようで
 片山善博前鳥取県知事が道議会を名指し、道と議員が答弁をすり合わせる「答弁調整」の慣例を「八百長」などの表現で批判したことに、道議会が猛反発している。二十日には各会派の幹事長が集まり今後、片山氏に対し釣部勲議長名で抗議文を送るなど反論する方針で一致した。

 片山氏は、十八日に開かれた地方分権改革推進委員会で、自治体の議会運営に関連して「ほとんどの議会で八百長と学芸会をやっている」と指摘。結論が決まっている定例議会を「八百長」、質問と答弁を一言一句決めていることを「学芸会」とし、「一番ひどいのは北海道議会だ」と批判した。

 この発言に、道議会は与野党各会派が一斉に反発。自民党・道民会議の布川義治幹事長は「道議は一カ月以上も前から質問の準備を進めている。議会改革を無視した発言は侮辱的だ」。民主党・道民連合の池本柳次幹事長も「道議会を視察に来たこともない人に『八百長』と言われる筋合いはない」と反論する。

 高橋はるみ知事も二十日、「不愉快というのが率直な思い。責任を持った答弁をするには一定の意見交換は必要だ」と不快感を表明した。2007/09/21 (北海道新聞)


-- 活字になると確かに怒っているように見えるのですが、映像では些か様子が違って見える。どことなく後ろ暗さが臭い出てくるのです。いつまで観られるかは分かりませんがSTVニュースではこうです。 如何でしょう?

 質問の事前通告というのは「事を明らかにしよう」という限りは必要なものだと認めるのですが、どうも行政府側の「尻尾をつかまれたくない」との思いに利用されているように感じる。質問側も実際に機転を利かせた再質問を繰り返せるかというとやはり難しいかも知れない。そうしたことから、この慣行を打ち破るには相当な覚悟を要する。多分、何処の議会も五十歩百歩なんだと思うが…。

 夜間中学での質疑を耳をそばだてて聴いたのですが、知事答弁では夜間中学にも遠友塾にも、只の一言も触れられなかった。普通は、「この件に関しては教育長に答えさせます」くらいのことはあると思うのだけれど、全く触れずに壇を下りてしまったのには唖然とさせられてしまった。どうやら知事は教育やら夜間中学の事には何らの関心も持たれていないようで、小林郁子議員の再質問に対しても当別ダムと泊原子力発電所のことに触れるのみで教育の「きょ」の字にも触れなかった。自主夜間中学札幌遠友塾「北海道に夜間中学をつくる会」とで札幌市と北海道に要望を繰り返しているのだけれど、北海道知事の姿勢にはちょっとガッカリ。傍聴に行った塾生の皆さんはどう思ったことだろうか?

20日の審議の模様は北海道議会のホームページで確認できます。
小林郁子議員の一般質問中夜間中学関係のダイジェスト版

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2007年8月28日 (火)

「不登校」も勇気が要る!

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 函館の高校生が集団暴行によって死亡した事件が話題になっているときに、奇しくも野村さんの投書が読売新聞の朝刊に載っていた。「いじめの対応に不登校も選択肢」との題が掲げられている。多分数年前であればこの提案は世間の非難を浴びたに違いないのだが、現在であればかなり広く受け入れられる考え方になっていると思う。私も数年前までは不登校の問題は「どうやって学校に戻すか」の問題だと考えていたものだから偉そうなことは言えない。

 ここ数年、学校でのいじめ問題などがクローズアップされるに従い不登校を選択する親が増えていることが最近の統計から伺える。今では投書にあるように不登校を選択した後の問題の方に社会の努力が求められている時代になったと思う。

 さて、函館の事件は高校生と言うことで、親から自立していく時期なので、たとえ異常に気づいたとしても干渉し難い面もあるし、彼自身がいじめに立ち向かおうと努力していたような形跡も見られるので尚更難しい。

 【函館】函館市昭和町の市営昭和公園内で二十六日夜、同市富岡町二、函館大学付属有斗高三年佐藤智也君(18)が意識不明で倒れているのが見つかった事件で、佐藤君は二十七日午後零時五十五分ごろ、搬送先の病院で死亡した。函館西署は同日夜、傷害致死の疑いで、佐藤君の中学時代の同級生ら、いずれも函館市内の十五歳から十七歳の高校生男子六人と十八歳の無職少年一人を逮捕した。佐藤君の死因は硬膜下血腫と脳挫傷。

 調べによると、七人は二十六日午後八時半ごろから、昭和公園で、佐藤君を金属バットで殴ったり、跳びげりをして暴行を加え、公園内の人工池に落とすなどして佐藤君を死亡させた疑い。午後十時ごろ、佐藤君が動かなくなったのを見て、七人はあわてて池の水をかけるなどしたが、佐藤君がぐったりしたままだったので、その場から逃走した。

 また、これに先立ち午後七時半ごろ、函館市内の別の公園で「金をくれる約束をしているのに守らない」などと佐藤君に言いがかりをつけ、殴るけるの暴行を加えた後、佐藤君に自分の自転車に乗って昭和公園に移動するように命じたという。

 調べに対し、全員が容疑を認めているという。(北海道新聞)


 「いじめ」の中でも「ゆすり、たかり」の傾向の強い事件のようですが、当初テレビなどでは喧嘩の果てのような報道が見られたと記憶している。「タイマン」での喧嘩で負けそうになった側が加勢を求めたあげくの事件と「集団暴行」では話が違っている。

 最初の報道が真実の一部を伝えているとすると、集団暴行を加えた7人は多分「恐怖に我を忘れた」と言うところだろうか?佐藤君がいじめから抜け出そうと勇気を奮い起こして「タイマン勝負」に応じたこと自体が驚きだったかも知れない。それは7人全員が感じた驚きであり、乗り越えられるという恐怖だったのかも知れない。自制を失った事実がそれを証明しているように思う。

 「弱い犬ほどよく吠える」と言っても死者を前にしては虚しいばかりだ。7人もいて一人でも正気に戻る人間はいなかったのかとの思いとともに、何故一言相談してくれなかったのかとの悔しさを噛みしめる親たちのことを思う時、「避難する」ことにも勇気が要るとつくづく思う。

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2007年8月26日 (日)

小中学校の「適正規模」とは?

 昨晩は「札幌市立小中学校規模の適正化に関するこ基本方針」の説明会に出掛けました。真駒内地区ともみじ台地区が二十数年前の新興大規模団地を抱え児童数の減少が激しいと言うことで適正化の対象になっているとのことでした。では適正化とは何かというと児童達の組替えを定期的にするためには一学年に2,3学級は必要なので数校を統合するというものでした。運動会が寂しいとか、得意教科の先生を配置するには規模が必要だとか、色々な子どもと交わることが必要だとか説明されるのですが、イマイチ得心がいかない。

 議論の前提が「大きいことは良いことだ!」なんですね。審議会も会合を重ねて議論してきた結果だというのですが、児童達をシャッフル出来なければ教育上問題だというのはそんなに確かなことなんだろうか?私が過ごした小学校は今は一クラスだと聞いているが、隣接校区は遙か離れたところなので統合話なんかも持ち上がる条件がない。また、農村部では違う学年の子ども達が一緒に学習しているという環境も現実にある。全校みんな顔見知りだという環境だって教育上悪いと決まったものではないと思う。テレビなんかで取り上げられているのを見て、「こんな教育環境も良いなー」と考える人も少なくないのではないか。

 小学校は選挙の投票所に指定されることでも分かるようにその地区の住民にとっては中心的な場所を占めていることが多い。それなら児童数が少なくなってきたなら、空いたスペースを地域住民にもっと使ってもらおうとか、例えば遠友塾のように空き教室を貸してもらいたいと考えているところがあるのだから、そうした人達との交流を教育上に生かそうとかの観点があっても良いのではないか。三里塚小学校でのシニアスクールのように自分達の祖父母の世代との触れあいが子ども達の教育にも良い影響を与えているとの前例もあるのだからもっと真剣に検討されても良いと思うのだが…検討された形跡がない。

 札幌市側の出発点は校区を統合して財政負担を軽減したいと言うところにあると想像するのだけれど、それも立派な根拠になると思うが、そうした意図は一切触れられていない。ちょっと綺麗事というか、議論を一定の方向に誘導されているような感じを受けるのはいただけない。財政負担も含めて色々な場合を考えた議論を進めてもらいたいと思う。

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2007年5月24日 (木)

「一歩前進!」

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 22日のNHK「ほくほくニュース」で「北海道に夜間中学をつくる会」の活動が紹介されました。

 22日午後4時から「北海道に夜間中学をつくる会」の上田札幌市長への面会が叶いました。20分間だけですが、会は要望書を手渡し、遠友塾生徒の思いも市長に直接聴いて貰うことが出来ました。


要望内容は以下の通りです。(詳しくは遠友塾のサイトからPDFファイルを参照してください。)

 義務教育を受ける機会が実質的に得られなかった人達の実態の把握を可能な限りすすめながら、
①北海道におけるセンター校の役割を担う公立夜間中学(公立中学校夜間学級)を札幌市に開設すること。
②道内の自主夜間中学を運営する民間団体に対し、学校の教室使用を主とする施設の提供と財政的支援を行うこと。
③教育を受ける機会を保障するため、個人教師の派遣などの施策をすすめること。
④シニアスクールなど、既存の学校の受け入れ対象者を拡大すること。
⑤住所変更届や病院の問診票など、公的書類の漢字に「ひらがな」をふり、苦しみを和らげること

 2000年の国勢調査では小学校未修了者数は9,600人となっていますが中学未修了者そして形式的卒業者を含めると10万人は降らないだろうと見ています。実態の把握が重要ですが、プライバシーの問題もあり調査方法に工夫が必要です。何のための調査かを明確にすることとプライバシーが厳格に守られることを信じていただけるようにしなければなりません。私は「何のため」と言うことが本当は重要だと思う。調査のための調査ではなくて「未修了者に学習の機会を保障するため」の行動を国や地方公共団体が起こすためにする調査だと言うことが正確に回答してもらうためには何よりも重要だと思います。「世論誘導のための世論調査」や「民意でっち上げのタウンミーティング」で国民は疑い深くなっています。

 公立の夜間中学はそんなに簡単に始められるとは思っていません。決意しても予算や人員等時間が掛かるものです。それ以外は直ぐに決断すれば出来そうな要請だと思うのですがそれすらなかなか実行されてこなかったのが現実です。私の住んでいる厚別区でも私の子供達は一学年5クラスだったものですが今年は2クラスだ、いや1クラスだと毎春騒いでいます。単純計算で一学年で3教室余る計算になるのに現実に貸してもらうことは出来ていません。公文書にふりがなを振ってもらうことも色よい返事が頂けたことはありませんでした。こんな事が「何で出来ないのだろう?」と今までは思案投げ首するばかりでした。

 今回は報道が入っていた為もあるでしょうが予想以上に温かい言葉を返していただけたことを有り難く思っています。「無理です」と最初から考えるのではなくて「どうしたら実現できるのか」と前向きに考えてもらえるのだろうか?少し光明が見えてきた面会だったと思っています。

 上田市長はNHKのカメラの前で確かにこう仰ってくださいました。

 (夜間中学の)活動がどれだけ晴らしいか、欠くことの出来ないものか知ることが出来た。今直ちに約束は出来ないが、どうあるべきか議論していきたい。

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2007年5月11日 (金)

お知らせ

札幌遠友塾」がNHKほくほくテレビで紹介されます。
今日(11日)午後6時からのコーナーで放送予定ですので、視聴可能(北海道地方のみ)な方はご覧下さい。

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2007年4月30日 (月)

5月19日に「北海道に夜間中学をつくる会」設立総会が開かれます。

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「北海道に夜間中学をつくる会」並びに設立総会へのお問い合わせは私宛のメールでもお受けいたします。
アドレスはプロフィール・ページにありますので宜しくお願いいたします。

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2007年4月 7日 (土)

「夜間中学の歴史と未来」

 グズグズしているうちに3週目に入ろうとしていることに気付いて唖然としています。去る3月21日に札幌の「かでる2.7」に於いて「北海道に夜間中学をつくる会」主催で「学ぶことは生きる喜び-夜間中学の可能性を語る」と題する講演会が行われました。三名の方の講演があり、今日は「夜間中学の歴史と未来」と題した見城慶和さんの講演を紹介させていただきます。見城先生の講演は草創期から現在まで42年間夜間中学と共に歩んできた体験に裏付けられた力強いものでした。夜間中学は草創期の「戦中戦後の混乱期に学校へ行けなかった人達の救済」の為の夜間中学から「中国残留孤児」や「在日朝鮮人」「難民」「来日外国人」の教育へとその必要性の範囲と中心を変えてしかも質的にも量的にも拡大し続けている事が指摘されました。私のわかりにくいまとめよりは生の講演に触れていただきたいと思います。参照資料(PDFファイル)を見ながら聴いてください。

1. 初めに自己紹介。そして北海道と関係のある人達の例を引いています。その中で授業を受けていないのに卒業証書が送られてくる現実と、卒業証書があるために学習したくても公立の夜間中学には受け入れて貰えないと言う問題が続出していることが指摘されます。

2.資料④ 「割り箸騒ぎ」のエピソード紹介。

参照資料1「01waribasisawagi.pdf」をダウンロード

3.夜間中学の歴史と未来。 夜間中学は戦中戦後の学校へ行けなかった人達の救済として出発したが、過去の人のためではなくこれからの人のための、色々な学習要求に応える21世紀のあるべき学校、そのモデル、その推進役としてますますつくられるべきであると主張されます。

 資料① 1947年現行の6-3制が出発したその年に夜間中学も出発している。生野第二中学校870人中87名が仕事や貧しさのため学校へ行けなかった。 そこで仕事の終わった後の夜に授業をしましょうと言うことで始まったのが生野第二中の夜間中学。その後増え続け1954,55年87校5000名を超えたが、その後、夜間中学の使命は終わったとして廃校が続くようになった。
 そんななかで福田赳夫行政管理庁長官が1966年11月29日に夜間中学早期廃止勧告を出した。 しかし昭和24年に長欠者調査が行われた結果、長欠者が100万人を超えていた。そこで夜間中学がこんなに大事だと訴えるために映画と文集をつくってPRして歩いた。 現在公立の夜間中学が35校で増加傾向にある。そのほかに自主夜間中学も20校ある。

参考資料2「02gakkousuu.pdf」をダウンロード

4.資料①の右 学校別・年齢別生徒数では全体の39%の人が還暦を超えている。また地区別国籍別生徒数を見ると残留孤児と在日朝鮮人が多い。夜間中学では未だ戦争が疼いている。

参考資料3「03nennreisoubetu.pdf」をダウンロード
参考資料4「04kokusekibetu.pdf」をダウンロード

5.資料③ 東京都夜間中学における若年不登校生徒 総在籍数のうち何名が不登校の生徒かと言うことを表している。表を見ると90年度くらいから不登校の生徒数が減ってきているが、これは不登校の生徒が減ってきているのではなく登校を強制したり、教育を受けていない生徒に卒業証書を渡すなど、統計上の数字を下げるごまかしをしている。いくら学習しようと思っても卒業証書をもらった生徒は公立夜間中学は受け入れることが出来ない。

参考資料5「05jakunennfutoukou.pdf」をダウンロード

6.資料③の右側 不登校の始まる時期と長欠の要因調査、そして何故夜間中学には通えたのかの理由。

参照資料6「06tyouketuyouinn.pdf」をダウンロード

7.資料⑤(④) 廃止勧告以前は美談の学校として報道されていた。その後、現場主導型から行政主導型夜間中学へ、そして同和対策型などが出来た。 しかし廃止勧告以後は義務教育を受ける権利の復権と考えるようになった。 学校を開くのは自治体の権限。川崎市が夜間中学をつくると言ったときに文部省は「脱法行為である」と言い出した。これに抗議。

参考資料7「07kougibunn.pdf」をダウンロード

8.夜間中学の方向 ユネスコ学習権宣言

参考資料8「08gakushuukenn.pdf」をダウンロード

 以上ですが、今回は慣れない音声ファイルを扱っているので不具合が多発しているかも知れません。明日(7日)は地方出張ですので後日確認して、不具合は修正したいと思っています。

尚、
札幌自主夜間中学遠友塾」ではボランティアスタッフと賛助会員を募集しています。

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2007年3月27日 (火)

孫の顔を見て反省!

1424270_img 私事ですが初孫が生まれました。この子から「お爺ちゃん」と呼ばれることになるのかと思うとちょっと複雑な気分です。自分たちの子供が生まれた時の気分と似ているような気がします。「猫っ可愛がり」するジジババにはならないつもりでしたが、ちょっと自信が揺らいでます。 ^_^;

 息子達はとりあえず50万くらい降ろしてこなければと相談していましたが、大半戻ってくるにしても子供を持つと言うことは大変なことだなと改めて思いました。それは親たる本人達が一番切実に感じ始めていることに違いないのですが。

 最近、格差社会と言う言葉をよく聴きます。いくら民主党贔屓でも大金持ちの鳩山氏などから格差社会批判を聞かされても白けるばかりなのですが、こちらとしては本当に切実な問題です。資産のある高齢世代から若年世代への所得移転と言われても、皆が出来るわけではない。私のように、零細企業勤めでしかもバブル崩壊時に倒産、その後自営業者として暮らしている身では到底無理な相談だ。こんな人間も決して少ない割合ではないでしょう。

 自分たちの世代は年金問題に関心が集中していたのですが、こうして孫の顔を見ると若夫婦の育児支援の問題の方に関心が移っていくもののようです。少子化の問題が騒がれていますが、ともすると年金制度維持のためにと考えがちですが今の若者にそんな失礼な話しはないし、現実としてそんな余裕もない。政治家や役人だけではなく我々もかなり手前味噌な議論を展開していたと反省する必要がありそうだ。児童手当も小学校卒業時まで延長されるが月額5千円というのは如何にも貧弱だ。それよりも最大の問題は教育費の方ではないだろうか。中学以降の方が教育費負担は増えてくるがそちらは年々自己責任を強要される傾向にあるように見受ける。義務教育後働き始めるというような社会では最早無いのだから教育費負担を軽減させる必要は大きい。

 自分の学生時代は授業料が確か1千円ぽっきりだった記憶がある。確かにその当時でもかなり安いと感じたが「努力次第で上に行ける」と言うことを実際的に保証していたことが分かる。それが今ではどうだろうか?大学の授業料の変遷を見ると国公立で80万円、私立で110万円程になる。授業料だけでこの通りなのだから部屋代や生活費を加えると直ぐに200万円ぐらいの出費にはなりそうだ。地元ならまだしも地方からでは厳しいことは言わずもがなだ。

 格差社会の例証として東大生の親の平均所得が慶応を越えたとか言われていますが、余裕のある世帯が塾や家庭教師をつけて一流校を目指すことは昔からあるし、悪いことでも、止めるべき事でもないと思うが、いくら努力してもそもそも教育費の前に進学をあきらめざるを得ない人を続出させるような社会は日本が目指すべき社会だとは思わない。そして、義務教育未終了者の教育を受ける権利をないがしろにする社会も許されるものではないと思う。

学齢期に修学することが出来なかった人々の教育を受ける権利の補償に関する意見書(抜粋)「kyouikukenn.pdf」をダウンロード
札幌遠友塾

 今日はもう一つ、「沖縄返還密約事件」の西山太吉さんが起こした裁判の判決が東京地裁であります。非常に注目しています。

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2007年3月24日 (土)

「遠友塾」第15回卒業式

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 ちょっと報告が遅くなってしまいましたが3月21日に札幌自主夜間中学「遠友塾」の第15回卒業式そして第17回修業式が執り行われました。17年間学舎だった札幌市民会館が取り壊されるためここでの卒業式は最期となるので生徒さんもスタッフの皆さんも感慨ひとしおの様子でした。

 今年の卒業生19人のうち6人は高校へ進級し学びを続けると知らされました。全ての生徒さん達がそうですが、とりわけ70才を過ぎるような歳の人達が発する学びへの熱気はどんな人の胸をも打つこと間違いない。不登校の人達も20名ほど通われているのも宜なるかなと思わせるのに十分。

自主夜間中学でいっしょに勉強しませんか?
「isshoni.pdf」をダウンロード(PDFファイル)

 遠友塾の卒業式は新聞やテレビでも取り上げられていますのでリストアップしておきます。 今日(23日)の夕方にはSTVでも遠友塾が特集で取り上げられていましたが、残念ながら今のところ動画は公開されていません。比較的丁寧な取材振りだっただけに公開を期待したいところです。

万感の笑顔 よく頑張りました 自主夜間中学 札幌遠友塾の卒業式(北海道新聞)
自主夜間中学「札幌遠友塾」で卒業式(朝日新聞)
札幌の夜間中学で卒業式 (HBCテレビ)--こちらは動画も見ることが出来ます。

北海道に公立夜間中学を(朝日新聞)--「遠友塾」は新しい一歩を踏み出します。応援してくださいね。

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2007年3月 6日 (火)

強行採決までした教育基本法なんだから…

 北海道に夜間中学をつくる会準備会主催の講演会がありますので、お近くの方は是非ご参加をお願いします。

道内約10万人の義務教育未修了者に学びの場を!

《北海道に夜間中学をつくる講演会》

学ぶことは生きる喜び-夜間中学の可能性を語る

○記念講演 「夜間中学の歴史と未来」     見城慶和 氏(元夜間中学校教員)

○特別報告 「人権救済意見書を活かす」   関本保孝 氏(全国夜間中学校研究会)

○行動提言 「道民全てに学習権の保障を」  浅野元広 氏(札幌弁護士会所属)

 日時 3月21日(水)   13:00開場 13:30~16:00

 場所 かでる2・7(北2条西7丁目) 4階 大会議室
 
 参加料 無料

 問い合わせ:北海道に夜間中学をつくる会 準備会
 メール:hiroue1976@yahoo.co.jp

 3月3日の当ブログに転載した「北海道に夜間中学をつくる会」の行政への要望(案)は節度のある順当な内容だと思う。行政がやろうとさえすればそれ程難しいことではないと思うのだが自主的には進まないもののようです。義務教育未終了者は決して札幌だけの問題ではない。遠友塾でも毎週汽車で何時間もかけて教室に通って卒業した人の話を聞いたことがある。驚くほどの学習意欲と教育への渇望に答える義務が国や行政にはある。それに民間の努力で応え続けてきた人達には本当に頭が下がる。

 昨年は教育基本法が改正(?)された。その教育基本法には立派な内容も書かれている。具体的にしっかりと書かれた部分も有り、会の要望なんか待たなくても、自ら進んで実行しても良いくらいの内容だ。せっかく強行採決までして通した法律なんだから国民の為に自民党も公明党もしっかりと努力して貰えるものと期待しています。(マジです!)

 因みに感動した条項は以下の通りです。

(生涯学習の理念)
第三条 国民一人一人が、自己の人格を磨き、豊かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において学習することができ、その成果を適切に生かすことのできる社会の実現が図られなければならない。

(社会教育)
第十二条 個人の要望や社会の要請にこたえ、社会において行われる教育は、国及び地方公共団体によって奨励されなければならない。
2 国及び地方公共団体は、図書館、博物館、公民館その他の社会教育施設の設置、学校の施設の利用、学習の機会及び情報の提供その他の適当な方法によって社会教育の振興に努めなければならない。

(教育行政)
第十六条 教育は、不当な支配に服することなく、この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべきものであり、教育行政は、国と地方公共団体との適切な役割分担及び相互の協力の下、公正かつ適正に行われなければならない。
2  国は、全国的な教育の機会均等と教育水準の維持向上を図るため、教育に関する施策を総合的に策定し、実施しなければならない。
3 地方公共団体は、その地域における教育の振興を図るため、その実情に応じた教育に関する施策を策定し、実施しなければならない。
4  国及び地方公共団体は、教育が円滑かつ継続的に実施されるよう、必要な財政上の措置を講じなければならない。

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2007年3月 3日 (土)

北海道に夜間中学を!

 何らかの理由で中学を卒業していない人のための中学校として公立の夜間中学が全国に34校あるそうです。札幌遠友塾自主夜間中学は公立ではなく、ボランティアスタッフに支えられて運営されている自主夜間中学として1990年4月の開校以来17年間にわたり札幌市民会館の会議室を教室にして授業が続けられ、234名の卒業生(2006年)が生まれました。今年は「学ぶことが生きることの証と喜びになる」という言葉をかかげて自主夜間中学として活動してきた遠友塾にとって大きな転機の年となります。

 遠友塾のホームページより「北海道に夜間中学を作る会」の設立趣意書を転載します。

2007年2月17日

北海道に夜間中学を作る会に参加して下さい

準備会発起人 工藤 慶一 (札幌遠友塾自主夜間中学 代表)

【趣意書】

 誰もが教育を受ける権利があり、学ぶことが生きる喜びになることを実在のものとするため、札幌遠友塾自主夜間中学の授業が始まってから17年。 長年使用してきた札幌市民会館が3月に閉鎖になり、新年度4月から札幌市教育文化会館に学びの場が変わろうとしています。

 中国から帰国した人や不登校の子供たちなど、新たな入学希望が増えているなか、必要とされる教室数や教材の保管場所確保のため「学校の教室を使わせてほしい」という私達の願は未だかなえられていません。こうした現実を打破する全く新たな道が求められています。

 昨年8月、日弁連より政府に「学齢期に修学することができなかった人々の教育を受ける権利の保障に関する意見書」が提出されました。これは全国夜間中学校研究会が訴え、日弁連が受け入れたものです。この意見書の内容を基にして、義務教育に関する大切な提案を北海道と札幌市に行い、話し合いを続けることが必要な行動であると決意するに至りました。

 私達は「北海道に夜間中学をつくる会」を創ります。一人の個人として、また協力団体として、会への参加をお願い申し上げます。

【行政への要望(案)】

 義務教育を受ける機会が実質的に得られなかった人たちの実態の把握を可能な限りすすめながら、

① 北海道におけるセンター校の役割を担う公立中学校夜間学級を札幌市に開設かいせつすること。

② 道内の自主夜間中学を運営する民間団体に対し、学校の教室使用を主とする施設の提供と財政的支援を行なうこと。

③ 教育を受ける機会を保障するため、個人教師の派遣などの施策を進めること。

④ シニアスクールなど、既存の学校の受け入れ対象者を拡大すること。

⑤ 住所変更届や病院の問診票など、公的書類の漢字に「ひらがな」をふり、苦しみを和らげること。

  連絡先:E-MAIL:enyu@enyujuku.com 


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